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ネガティブです。別に変えたくありません。

「変わるものと変わらないものはなんですか」

昨日のゼミは前期最後の授業を迎えた。夏休みに入る前に、と先生が前期のまとめと後期への展望のような話を始める。

急に当てられて少し戸惑う。
私にとって、変えたいと思うものは何か。変わりたくないものは何か。

「ネガティブで自信がないところを変えたいと思いながら、自分の考え方は変わりたくない。いつもその二つがバトルしているんです」。

咄嗟に出た言葉がこれだった。
いつも自分のネガティブさに疲れる。自信がなくて、コンプレックスが多くて、良い方に捉えた方が楽なものを掘って掘ってネガティブになる。そうして何度もそこに沈んで、水面に上がるまでさらに思考がぐるぐる回る。でも、その考え方の癖がなければ、文章を書くことも、それが楽しいと思うこともなかった。毎日の出来事を大切に記録して、記憶する。そしてまた考える。そういう一連の無意識な習慣は、ネガティブ思考ありきだ。

授業後、課題を通して仲良くなったゼミの友達に「ミドリってネガティブなの?全然そう見えないけど!」と言われた。長く付き合う人たちからはネガティブ人間とばかり言われるから、新しい友人にはそう見えるのかと驚く。

「めちゃくちゃネガティブなんだよ〜。だから、いつも周りの人に助けられてる。ネガティブをポジティブに変えてくれる人たちがいるからやっていけてるんだ」







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