「家族」がお題の脚本コンクール
あの橋田寿賀子の名前を冠した橋田文化財団がやっている新人脚本コンクールにこんな文言が載っています。正直、この文言読んで「うわあ、説教くせえ……」とか思っちゃった私は未熟なんでしょうね。
家族っていうのが全面に出てる映像コンテンツが私、すごい苦手です。大体説教くさいから。なので、橋田寿賀子さんの作品も好きではないんです。
映画だと山田洋次氏の作品が私の中では同じカテゴライズに入ります。やっぱり説教くさいので嫌です。
なんなら、ドラマ、映画だけではなく、「大家族もの」や「はじめてのおつかい」とか、寒気がします。人んちの知らない子どもが路頭に迷うのを観察する超絶悪趣味な番組、正月からやってる意味がわかりません。という、私、そんな人なんです。
とはいえ、家族ってなんでしょうね? ってなんとなく考えたに考えたことはあるにはあるんです。
過去に「人と人との関係」とか「つながり」とか、そういうのをテーマにしたシナリオを書いたことはあって(世に出してないけどね)、こんなことを登場人物に言わせてるんですよね。
家族って、一番濃い関係なので、真面目に書きはじめると説教くさくなるから難しいんですよね。がっつり家族を扱った作品で、私がちゃんと楽しく最後まで見られた映像作品は『銀河鉄道の父』かな。あれは本当にすごく上手くまとめてあって見るのが苦にならなかった。あのぐらいうまくやんないとダメなんだよな……。
どんな作品が入賞するんだよ? というのは気になったので、過去の入選作、知ってる人が入選してたので読んでみました。
まあ、上手いと思う部分はたくさんあって、なるほどなとも思いましたが、こんなの書きたいかどうかは別で、私はいいかな別にとか思っちゃった。仕事で書くならそりゃ書けたほうがいいんでしょうけど……。