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【デュエプレ】マーシャルトリガービートを知っていますか

この記事を読みにくるような人間の大半は「知ってる」と答えるだろう。

今の紙でも根強い人気のある人

しかし自分の観測する範囲では組んでる人を(「#デュエプレデッキビルド杯」ですら)ほとんど見ないし、カジュアルでも当たったためしがない。《マーシャル・クイーン》はどちらかと言えばコンボ系が注目されがちだ。両方好きな自分としてはビート方面の研究が進んでいないのはとても悲しい。ひとりでシコシコ組んでいるのが現状。

しかし第17弾『ライジング・アライズ -希望の王女-』にて、紙で《マーシャル》と共に実績を残した《超電磁マクスウェルZ》と《ルナ・ヘドウィック》の収録が発表された。

これを機にマーシャルトリガービートを組む人が増えるかもしれない。それに先立ってこのデッキに対する自分の知見をまとめたいと思う。所詮ひとりで考えたものなので何か違うと思ったらドンドン試してほしい。

■構築理論

以下の4つに則って作ればそれなりのマーシャルトリビができあがる……はず。

5ターン目マーシャルが基本

紙の《ポリタン》→《マーシャル》の3ターン始動は1ターン目に貼れる《海底鬼面城》があったのが大きい。《鬼面》無しでは先攻の時に手札が1枚足りないし、ドローを挟めないので《マーシャル》が引き込めるかどうかも不安定だ。だからデュエプレのマーシャルは2~4ターン目はサーチ・ドローで準備、5ターン目に《ポリタン》+《マーシャル》で動き出すのを基本にしよう。その方がプレイも安定するし再現性も高い。3ターン目《マーシャル》は上振れだと考えよう。

ドローソースを多く積もう

「進化獣の《マーシャル》でトリガーを3枚使う」というコンセプトからしてカードを5枚使うので、手札はいくらあっても多すぎることはない。極論10枚の手札を2ターンで使い切ることもできるデッキなのだ。《エナジー・ライト》+《ネオ・ブレイン》を8枚ガッツリ積むくらいで丁度いいと考えている。弱点のハンデスにも多少は強くなれる。無論、ドロソでドロソばかり引くようでは本末転倒なので限度はあるが……。

このデッキではライトと同格

青の枚数は22〜24枚入れよう

このデッキは序盤に必要な青のカードがとても多い。必然要求される青マナの枚数も多くなる。《ポリタン》+《マーシャル》+《ライト》+
+《ネオブレイン》で16枚なら、それ以外にマナに置ける青が最低6枚は欲しい。実際、2弾環境で猛威を振るったリーフデッキも青の枚数はこのくらいだったはず。

スパークを2枚積もう

《DNA・スパーク》《霊騎コルテオ》あたりを最低2枚積むべし。《マーシャル》でシールドに仕込んだり、ブロッカーを突破したり、トンカチしたりと非常に有用。このデッキに入るトリガーは刻みに対して強いカードが多いので、そもそもデッキと相性がいいとも言える。

■定番カード

自分が組む時いろんな型に入るカード群。《マーシャル》自体は省略。

コスモ・ポリタン

《マーシャル》の進化元。
コスト2なのがとても偉く、3ターン目《マーシャル》の最速パターンにも《エナジー・ライト》→《ネオ・ブレイン》からの5ターン目進化速攻パターンにも必要。超次元を使うタイプでは《時空の戦猫ヤヌスグレンオー》をマーシャル前にひっくり返せるのも地味に強い。

か弱い私にこんな事!
か弱い私にこんな事!

妖蟲麗姫ドナ

《マーシャル》の進化元。
基本運用は《ポリタン》と同じだがこちらは黒メインのタイプに限られる。やはり多色であることが弱点なので採用する場合は色や多色のバランスに気を付けて。

電磁麗姫ジェリー

《マーシャル》の進化元+踏み倒し候補+青マナ。
キャントリップがシンプルに優秀。ビートダウン相手にトリガーすると進化元になれて偉い。5マナ目で《ポリタン》等が引けなかった時にとりあえずで出せる進化元なのもちょっといい。前述の《マクスウェルZ》の進化元にもできそう。

ボイスが好き

エナジー・ライト

ドローソース。
《海底鬼面城》が弱体化されてしまったデュエプレではここら辺の真っ当なドロソに頼ることになる。唯一のコスト3ドロソなので他に先んじて撃てるのがやはり優秀。

ネオ・ブレイン

ドローソース。
このデッキにおいてトリガー付きはそこそこメリット。《マーシャル》から撃つと減った手札が回復して安心感がある。ただしテンポも殺しているのでトリガー獣より優先するかはよく考えて。

アクア・サーファー

踏み倒し候補+青マナ。
特段《マーシャル》と相性がいいわけではないが、シンプルに強いカードかつ青マナなのでよく入ってくる。

隻眼の粉砕脚ポン吉

疑似的な5枚目の《マーシャル》。
《マーシャル》に出力を頼っているデッキにおいてそれを使いまわせるのはやはり便利。ただし瞬発的な展開力がウリの《マーシャル》と相反する能力ではあるので使い方どころは見極めよう。超次元型では《時空の戦猫シンカイヤヌス》をひっくり返せる。

マーシャル繋がり?

DNA・スパーク

構築理論で書いた通り。マーシャルデッキにとってはシールド追加も大きく、追加で《DNA》を仕込むといった芸当も可能。《マクスウェルZ》の登場により呪文であることがやや懸念点になったか。

■主力カード

デッキのメインアタッカーになれそうなカード群。

超次元サプライズ・ホール

《時空の英雄アンタッチャブル》《時空の戦猫シンカイヤヌス》《イオの伝道師ガガ・パックン》など優秀なクリーチャーを展開できる。《時空の踊り子マティーニ》で防御札・進化元になるのも見逃せない。

死海秘宝ザビ・デモナ

《冒険の覚醒者ジョンジョジョン》《時空の魔陣オーフレイム》などの打点になるクリーチャーを展開できる。《サプホ》からの《シンカイヤヌス》とあわせてこれらをSAにすることも可能。

霊騎秘宝ヒャックメー

大型トリガー獣。
パワー不足に悩むマーシャルにとってこのスタッツは魅力。うまく手札を調整して1枚だけ捨てるようにしたい。《ジェリー》などのキャントリップトリガー獣を一緒に入れると、《ヒャックメー》の前に出して捨てる手札を確保したり、逆に後に出して無くなった手札を補充したりと小回りが利く。

マッドネスだけじゃないぞ!

封魔ベルアリタ

構築によっては実質2打点になる。呪文のドローソースと相性が悪いのとパワーラインが低くなりがちなのでちょっと工夫が必要。

風来の雲ベンケイ

侍流ジェネレートで《鬼装 オーガ・フィスト》や《竜装 シデン・レジェンド》などを出して打点・パワーを補強することができる。手札消費も激しく要求値も高くなるが……。

結構かわいい

シータ・トゥレイト

唯一のトリガー進化クリーチャー。即時打点になるのはもちろん、《鉄壁の守護者ガリア・ゾールα》《ギガリングα》と合わせてスレイヤーブロッカー軍団を形成するのも面白い。

腐毒の幻ハンゾウ

■習作

青緑型

素朴な見た目

オーソドックスな型。爆発力は無いが堅実。パワー高めで攻守一体の《戦祭の化身》とクリーチャーサーチの定番《未来設計図》が魅力。《桜丸パグの助》で《マーシャル》をパンプしてタップキルする動きがそこそこ強かったのでスパークではなく《霊騎コルテオ》と《ピュア・エアリアル》。

ヒャックメー型

大分前に作ったのを改修

《ヒャックメー》の性質上手札が増えてもあまりうま味はないので《ネオブレイン》を減らし《コマンダー・テクマゲルター》を採用。《パグの助》がマナにあれば《ヒャックメー》で手札が減った後も後続を出せる。

サイキック型

ビルド杯にも出したよ

《サプホ》《デモナ》からの《ヤヌス》《オーフレイム》を攻めの軸にした型。カードパワー・グッドスタッフ性は一番高い。《魂縛虫ネクロ・ワーム》は破壊した《ザビデモナ》を即回収するために投入。《マティーニ》は2枚目がちょっと欲しい。

■プレイング

1項目しかないので最後にちょこっとだけ。

手札交換としてのマーシャル

《マーシャル・クイーン》はただトリガーを踏み倒すだけではなく、シールドと手札を交換することもできる。状況によってはトリガーをシールドに埋め、青い盾3枚を戻してくることもある。
例えば手札にトリガーが《サーファー》3枚のみかつ相手の盤面に何もいない時、単に展開してもうま味は少ない。この場合はいっそ《サーファー》3枚は盾に埋めて、青い盾を回収してもよい。3枚も引けばドロソ等で次の《マーシャル》を引っ張ってこれたりもする。後々バウンスが必要になったら、その時はまた手札と交換して盾からめくってやればいい。

また、長期戦が予測されるなら有効なトリガー獣でも盾に残し、青い盾を回収する場合もある。トリガーはシールドにいれば仕事をするが、青い盾にあるかもしれない非トリガーはほぼ仕事をしない。だからそれらとトリガーを入れ替えることは実質的にアドバンテージを得るのと同義……的な考え。

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