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当たれっ…ガチロボ…! 【ガチロボマスター杯 考察&参加レポート】
先日参加した「ガチロボマスター杯」の記事。
(4/28)ガチロボマスター杯 | Tonamelhttps://t.co/dLHuUVdmDo
— オウドゥンヌ@デュエプレ垢 (@Oudontype2) April 11, 2024
エントリー締切:4/28(日)18:00
対戦開始時刻:4/28(日)20:00~
デュエプレ版ガチロボを最も使いこなせる「ガチロボマスター」をこの大会で決めませんか?
特殊な構築制限ありの、ガチロボ2枚から参加できる大会です。
大体のことは三賀氏のnoteと、さに丸氏の動画を見た方が早いぞ!
この記事では上記の先人たちの考察で触れられていないことをメインに書いていく。
ガチロボマスター杯の基本考察
ほぼフルクリーチャーデッキのミラー
お互い最低34枚のクリーチャーを入れないといけないルール。更に大会コンセプトのガチロボは展開系の能力。バトルゾーンがキツくなるのは想像に難くない。
トリガーケアのために展開したいが、そうすると自分のトリガーが使いにくくなる。素直に構築するとそのようなジレンマに陥る。
対策としては1面あたりの打点を多くすること。シングルブレイカーの採用は抑え、実戦でも並べていいのか吟味する。面を取らずに打点を伸ばせる進化は重要。攻撃と防御をこなせるブロッカーを採用したり、トリガーケアを物量以外に頼る手もある。
逆利用を考えるならば、フリーズ系能力は非常に価値が高い。7面展開した相手に全体フリーズをかませば事実上の完全ロック。それを嫌って展開を抑えられたならその時点で仕事をしている。
ガチロボの基本はヒット率より安定着地
6マナ以下でガチロボを除去するクリーチャーは非常に少ない。よくてバウンス止まり、あるいは貴重な自由枠6枚を除去呪文にしなければならない。通常環境とは違い、一度出たガチロボは継続的にガチャを引ける公算が高い。
ガチロボの構築にはヒット率を上げるか早期着地を安定させるかのジレンマがあるが、上記を考えると後者が優位。70%当たる構築で6ターン目に出すより、50%当たる構築で5ターン目に出して2回ガチャを引く方が結果的に当たる確率は高い。
更に前述の面ロック問題を考慮すると、ガチロボで当てまくっても仕方がないという話もある。ガチマリンや菌次郎で加速→ガチロボで3体を踏み倒し→次のターン手札から何かしら出すとそれだけで6面。2回目以降の当たりは腐ってしまう。除去を喰らうとその限りでは無いが、ガチロボが優先的に狙われるはずなので考慮する意味はあまりない。
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ガチロボはサブプラン
最終的にガチロボそっちのけで構築していることが多かった。このルールにおいてガチロボはデッキの主役にできるほど強くない。ただしルール上単体性能が担保されているので弱くもない。メインプランが遂行できなかった時に雑に投げるカードという認識で落ち着いた。
「当たれっ…ガチロボ…!」なんて祈りながらやるゲームではないのだ。
他にも色々考えたが長いので割愛…するのはもったいない気がしたので中途半端なメモと考えたデッキのいくつかだけ載せておく。
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ハンターサポートが6に多い
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8軸以上に当たった瞬間ほぼ負けるので没
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使用デッキ
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デッキの中核を成すカードから順に解説。後半になるほど説明が適当になる。
聖霊龍王バラディオス
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コイツエゲちくねぇ???
フリーズの価値が高いのは前述の通りだが、全体かつ2回撃てると書いてある。オマケに進化3打点ブロッカーと面を圧迫しない性能。
多分ほとんどの人は「盤面埋め尽くすタイプのガチロボ」を使ってくると考えてメインコンセプトに抜擢。みんなが「いや、それくらいケアしてますけど」って顔してきたら潔く負けましょう。
聖鎧亜キング・アルカディアス
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相手のガチロボに先んじて出せればほぼ封殺。さらに構築ルール的に「同一ターンに低コストを生贄にして本命を通す」もやりづらい。
バラディオスは相手の展開後に強い性能だが、キングは展開前に出すと強い。今回はこの両翼の7軸で行くと決定。しかし黒マナが上手く確保できず2枚になってしまった。
浄域の精霊ウルソフィア
バラディオスもキングも乗る進化元。トリガーなのがバラディオスと噛み合っている。手出しの性能も進化の繋ぎとしては悪くない。
剛撃聖霊エリクシア
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バラディオスもキングも乗る進化元その2。色がやたらと散る7軸と噛み合っている。3,4打点かつブロッカーと1面あたりのパフォーマンスも高く、不足しがちな緑なのも偉い。6軸の《熱血星龍ガイギンガ》を真っ向から抑えられるパワーも魅力。相手のキングに対してウルソフィアと合わせてのタップキル、という口デュエルも。
超絶合金 ロビンフッド
御存知7軸のグッドスタッフ。基本1面展開の環境での毎ターンバウンスは緩やかなロック。バウンスがキングと噛み合っているのも〇。
真髄真髄うるさい。シレン6我慢してるんだからその単語を連呼するのはやめてくれ。
ガチンコ・ルーレット
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自由枠の初動。
7軸以下の相手に1枚で3→5→7と繋ぎ、単色マナまで確保できる優れもの。8軸以上の相手でも最低限1ブーストはしてくれる。
極太陽 シャイニングキンジ
御存知7軸の初動。7マナにアクセスする場合噛み合ってないマナカーブもどかしい。キングの進化元にもなるよ。
友情終結 R・M・G
色マナとドロンゴーの種。キングの進化元に(ry
百仙閻魔 マジックマ瀧
色マナとドロンゴーの種その2。キ(ry
凶殺皇 デス・ハンズ
黒トリガー獣。…黒で採用したいのがコイツ以外いねぇ!
破壊者 シュトルム
トリガー兼エリクシアパンプ用色マナ要員。
ガチャンコ・ガチロボ
正しく確定枠。《キング・ネプタス》にする意味もない。
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参加レポート
遂に迎えた大会当日。30分前にしてようやく、ある事をした。
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ガチロボの生成である。
ガチロボは結局サブプランであることと、「確率に対する人間の肌感は基本当てにならない」という信条があったことにより、《キング・ネプタス》4枚で代用して調整した。変にガチャを外しまくって、あるいは当てまくって考察による理論に疑念をよぎらることはしたくなかった。
あと、パックから出るかもしれないし。
この画像で提出して当日まで怒らなかった主催のオウドゥンヌさんには感謝してもしきれない。
1戦目:5軸イメン
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後攻3ターン目に《超合金 ロビー》スタート。
……ドロンゴーの種だからという理由で《RMG》を手札に残し《ウルソフィア》《エリクシア》をマナに埋めるというプレミをかます。ロビーのドロンゴーの種なんて引いてくるでしょ。ブラフもあるんだし。
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トリガーウルソフィアで進化元の確保には成功。プレミを運でカバーしていく。
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いよいよ相手のガチロボが着地。当初の予定とおり面が埋まってのバラディオスロックを仕掛けたいところ。
当たれっ…ガチロボ…!
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しかし…駄目っ…!
返しのターン、盤面だけで打点が足りつつあるので《シュトルム》でガチロボを破壊。
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返しで2体目のガチロボ着地。
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当たれっ…ガチロボ…!
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《迎撃の守護者エビンビー》でウルソフィアが取られないかヒヤッとしたが、《予言者ヨーデル・ワイス》《音感の精霊龍 エメラルーダ》が優先された。
返しのターンで目論見通り、バラディオスロック。相手のリタイアで勝利!
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2戦目:6軸ダイヤモンドグロリアス
相手はあのミケガモ氏。配信では視聴者として、たびたびゲストとしてお世話になっているが、今回は真剣勝負。
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こちらは先3ロビー、向こうはガチマリン。お互い滑り出しは順調。
4ターン目に《ガチンコルーレット》で加速しガチロボに備えつつロビーで殴る。Sバックで《光神龍ダイヤモンド・グロリアス》が捨てられ《瞬防の精霊龍 サドニアラス》が召喚される。
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返しのターン、ついに生成して初めてのガチロボ投下。当たらなくても猶予はありそうだが、当たると嬉しい局面。
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ロビンフッドでバウンスしないというかなりクサいプレイをしつつターンを返す。《エバーラスト》にパワーで勝つエリクシアのなんと頼もしいことか。
次の相手ターン、目論見通りクリーチャーを出してきて《エバーラスト》に龍解。すかさずバラディオスロックを仕掛け盾を詰める。2面でできるカウンターなど高が知れている!
トリガーが《アクア・サーファー》のみでそのまま殴り切り勝利!
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このまま全勝できたらいいなぁ。
3戦目:6軸エイリアン
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6軸はトリガーで返してバラディオスロックか先にキングロックか…ってアレ?
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まあガチロボ当たれば何とか…
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全勝の可能性、終了。
やっぱり6軸は…強い!
一応、最後にウルソフィアがトリガーすればバラディオスで色々あったっぽいのでやはりバラディオスは強いのだと再確認。
4戦目:7軸トリガーロージア
相手はデュエプレ選手権優勝者のさに丸氏改め、がち丸氏。
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称号の圧力は凄いが、少し前の敗北杯では勝っている相手。心理的風上には立っているのでここで勝って調子を取り戻したいところ。
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後1のこちらの手札。ルーレットで加速しエリクシア→キングが狙える。ここにきてついにキングの出番か。
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相手は《ロビー》《エメラルーダ》を展開。こちらは順調にエリクシア着地まで漕ぎつける。
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返しで向こうのガチロボが着地。バラディオスロックの時間だ!
当たれっ…ガチロボ…!
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しかし…駄目っ…!
ちょっと困る展開。ガチロボがいてかつ盤面が開いている状態だとキングを出しても手札の生贄→ガチロボの展開が通ってしまう。というかブロッカーを消すとシンプルにリーサルになる。もちろんバラディオスもまだ早い。
ロビンフッドで誤魔化すか…?
と思っていたらロビーの1点で《デスハンズ》がトリガー。ガチロボを消し去ってくれた。
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返しのターンに満を持してキング召喚。
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このターンにロビーは処理せずエンド。ロビンフッドのバウンスを絡めて盤面処理後、デスハンズで1点づつ詰める。
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バラディオスでトリガーをカウンターをケアしつつ一斉攻撃。出たのは《霊騎コルテオ》のみで無事貫通し勝利!ただ、3点→1点の詰め方は甘すぎた。
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1点→3点か2点→2点の二択のはず。
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冒頭に紹介した動画からがち丸氏視点のこの対戦が見れる。デッキリストと合わせてみると最後の盤面からでも全然返されるそうで色々危うかったみたい。
黒7枚でキングは舐めてないか?とも思っていたが、積んでよかったなぁ。
5戦目:8軸エッグドラゴン
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またまたルーレット→エリクシア→キングができそうな手札…に見えるがそれは罠。
相手は8軸なのでガチンコジャッジに勝てない。
3t《菌次郎》→4t《ルーレット》で7マナに繋ぐべき。2ターン目にウルソフィアが引けたのでエリクシアには緑マナになってもらう。
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まあ8軸ならそこまで動き出しは早くない…と思っていたらまさかの《竜のフレア・エッグ》。
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《エッグ》の最初の捲りは《熱血龍 バトクロス・バトル》。相手はこれをスルー。ドロンゴーの種がないので《菌次郎》を倒されずホッとする。
ルーレット+菌次郎で2ブーストし次にはウルソフィアが着地。ここを凌げば《エッグ》をタップキルできる。耐えてくれ…!
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ガチャは外れたもののキング先出しプランはほぼ崩壊。と思っていたところにバラディオス到着。っっっぱコイツだよ。エッグをタップキルしてエンド。
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相手は2体目のガチロボを投入。片方が当てて盤面6体に、舞台は整った。
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《古代王 ザウルピオ》はロビンフッドのバウンスで処理できる。勝ちへのルートが見えてきた。
しかしお相手最後の7体目に出した《エッグ》から《不敗のダイハード・リュウセイ》を引き当てる。最後の1枚のシールドを焼却さえるように殴られたらバラディオスのフリーズは発動しない。慎重に盤面を見ながら相手の攻撃を通す。
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危ない危ない…
無事バラディオスのフリーズを発動させ、事実上のエクストラターンを貰いながら焦らず展開。更に勝確ルート発見する。
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最後の盾を割る。
↓
ロビンフッドで自爆特攻しドロンゴー。バウンスを2回発動し《ザウルピオ》《ダイハード》を処理。
↓
ダイレクトアタック。
よし、行ける…!
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おい!なんでロビンフッド自爆からやってるんだよ!
ま、まぁ盾1枚くらいなら…
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しっかり咎められた。
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なんでだろうね…
なんか最後ザウルピオがクリーチャーへの攻撃も防ぐ気がしちゃったんだよね…
でもそれならテキスト見直せばいいよね…
自分の考えた道を信じられない弱さが出てしまったね…
一応、自分たちよりコストの大きい軸にこれだけ展開されてなお戦えているので、やはりバラディオスが強い。カードの選択は間違えていないんだ…
6戦目:5軸ロックイレブン
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ロビーを出して、トリガーした《猛菌護聖ペル・ペレ》に殴り返され…とやりながら6ターン目にガチロボを召喚。進化2種は引けているものの進化元は引けていない状態。だから…
当たれっ…ガチロボ…!
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当たった!
はいいけど、キングのためにバラディオスを出さずウルソフィアを残すべきだったと思われる。
バラディオスで3点入れガガコロリン2体がトリガーし、返しに《高飛車姫プリン》が召喚される。この時点で自分は《サイバー・J・イレブン》には気づいていないが、ブロッカーでものすごい耐えてくるデッキなのは理解した。
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つまりガチロボの2つ目の能力の出番である。
デスハンズで《高飛車プリン》を除去して攻める!
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結局高飛車の能力を使われてしまう
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最後の最後、ガチロボの能力がフルで使われたのは中々エモーショナル。思えば結局ガチロボの当たりを願ってばかりの大会だった。ほとんど相手のガチロボに対してだったが…
振り返りとか反省とか
やはり5戦目の負け方が中々染みた。大会慣れしてないのが出たかもしれない。かといって普通の大会には基本的に参加賞プロモ目的でしか出るつもりはないのだが…
でもそんな負け方をしてなお、楽しかったのは間違いない。特殊ルールの誰も知らない環境をうんうん唸りながら考えて当日答え合わせ!という感じが好きだ。すでに開拓されたメタゲームを後追いするのは嫌だというワガママな自分の需要にマッチしている。
今回は他の大多数の参加者がどの程度まで考察して参加するかを考察するのにも挑戦した。お祭り的な大会なので、かなりシンプルに来る人が多いだろう、という予想は大体当たっていた。この読みがバチンとハマると中々楽しい。
仮にメタゲームが進んだら、今回ほどバラディオスは強くないんじゃないかしら。
特殊ルール大会、経験を兼ねて自分もやってみるかぁ…という気持ちはある。が、そもそもルールが思いつかないとか、自分が参加できないとか色々あってできずにいる。何かしら思いついたら挑戦する…かもしれない。