現場の声は届いているのか。
能登半島地震は、女性の着替えるスペースや、子どもの衣類やマスクがなかったという。東日本大震災から10年以上経っているが、未だに避難所で問題が続いている。現場の声が十分に反映されていないのではないだろうか。
西日本豪雨の際、迫る泥水から逃れるために屋根の上で助けを求める人たちの動画をSNSで見て衝撃を受けた。同じ県でも少し離れた距離で、人が死ぬかもしれないという状況が信じられなかった。後日、学校に行くと、クラスメイトは被災して家に帰れないため、一時的に寄宿舎で生活すると話してい