この漫才師が面白い!その2
前回の続編としてもう少しキャリアのある漫才師を紹介しますよ。
前回はこちら▼
今回の紹介はいちおうM-1というテーマもあるので、15年目以内の芸人に絞ります。好きでいうとミルクボーイ、金属バット、Dr.ハインリッヒ等は絶対に外せないのですが、あくまで若手編ということで。
あとやはり基本的にライブで見たことあるで選んでいるので、大阪拠点のため、東京芸人は省いています。あしからず。
デルマパンゲ
迫田(左)・広木(右) 2009年結成
一言でいうとめちゃくちゃなコンビ!ボケの迫田がとにかく持論をものすごい熱量で訴えるスタイルなのですが、ずっと何言ってんねん!をし続けていて、これが面白すぎる。
紹介する動画はまだ短い方で、持ち時間の緩いライブだと平気で20分くらい喋り続けている。こうなったらもう見ているこちらも頭がおかしくなりそうになって面白い。興味がある人はデルマパンゲ公式YouTubeに上がっている単独ライブの60分漫才も見ていただきたいですが、このコンビを楽しむにはライブに足を運ぶべきでしょうね!
黒帯
大西(左)・てらうち(右) 2009年結成
個人的にいま最推しコンビのうちの一組。これから面白いことを発表しますという振りを作り、大喜利でしっかり落とすという、よく考えたらかなりストロングスタイルな漫才をされています。何か「面白いことを言う」空気を作れるという特殊技術をもっているように思います。
最近になって注目度も上がってきて、ますます漫才に力を入れられているので、期待しています。
武者武者
杉岡(左)・濱坂(右) 2010年結成
変なコンビです。本当は「褒め漫才」という杉岡のボケに対し、濱坂がとにかく褒めるというスタイルがあって面白いのですが、残念ながら動画はアップされていませんでした。また他の動画も見てたのですが、本当に変なネタしかなくて困った笑
大阪でこの芸歴にしてかなり売れてないほうの芸人さんであるのですが、個人的にすごい好きなので、頑張って這い上がってきて欲しいです。
鬼としみちゃむ
しみちゃむ(左)・鬼沢さん(右) 2017年結成
大阪よしもとには劇場メンバー制度というものがあるのですが、その中でも一際、アンダーグラウンドの匂いをさせているコンビ。あまりに見た目のキャラ通りにキモいネタが多いのですが、その中にある構成力や仕掛けに度肝を抜かされることが度々あって、只者じゃない感がすごい。時代が受け入れたら爆ハネしそうだと思っています。
オーサカクレオパトラ
克信(左)・りえちゃん(右) 2021年結成
ベタを究極に表現したら逆に新しくなるのか、と思わせるような、THE・大阪な漫才。それゆえに笑ってしまう。なにより二人の昭和の匂いを感じる貫禄。克信は08年から芸人をしており、りえちゃんは13年から、つまり芸歴差のあるコンビ。しかし年齢はりえちゃんのほうが歳上である。そういうところもまた可笑しい。
余談なのですが、M-1のような賞レースに参加する芸人は「ネタバレ防止」の意味で、本当に面白いネタはYouTubeにアップされないです!
つまりここで紹介した動画も面白い中でもまだそこまでだったりします。
なので!絶対に!生の舞台を!ライブを!見に行ったほうがいいです!
なにより生の現場の空気を味わいながらのほうがお笑いは楽しく見れます。
ほんまやで。
夏休みで公演も増えているので足を運んでみてはいかがでしょうか。
ほなまた。