「巧遅は拙速に如かず」は本当なのか
先日、漢字検定の勉強をしているときに新たなことわざを覚えました。
それは、「巧遅は拙速に如かず」です。
このことわざを聞いて、私は衝撃を受けました。
なんせ私、完璧主義のため、何をしても1番良いものを作ろうとして時間をかけてしまうのです。
仕事の出来は、わるくとも速い方がいいのでしょうか…
不安になった私は、「巧遅は拙速に如かず」は本当なのか、考えてみました。
「巧遅は拙速に如かず」の由来
「巧遅は拙速に如かず」の出典は『孫子』(作者:孫武)と言われています。
諸説あるようですが、ざっくりまとめると、
「戦においては拙くとも速やかに進めた方がよい、わざわざ巧みに時間をかけてまで戦する必要はない。」というニュアンスみたいですね。
なるほど。孫武は戦について「巧遅は拙速に如かず」と言っているのか。
そう考えると、戦と仕事はまた別の話な気がしますね。
仕事においてこの言葉となると、賛否両論ありそうです。
確かに仕事は速いに越したことはない。
しかし!!
1番いいのは「仕事の出来がよくて速い」、すなわち「巧速」じゃないでしょうか?
ということで、「巧速」に近づくためにはどのようにすればよいかを考えてみました。
「巧速」とは?
前回のnoteを踏襲して、まずは抽象的な言葉である「巧速」を因数分解して具体化します。
以上のことから、「巧速」とは「相手が求めているものを素早く理解し、それを素早く形にすることができること」だと考えました。
まだまだ掛け算の要素が足りないような気がしますが、これが今の未熟な私の実力です。
「巧遅は拙速に如かず」は本当なのか?
今回の本題に戻ります。
「巧遅は拙速に如かず」は本当なのか?という問いに対して結論から言うと、
”拙速と巧遅は比べるものではない。巧速を目指すべきである”
というのが私の考えです。
なぜなら、世の中には”早く処理を行うのが得意な人(≒拙速)”と”巧みな案を出すのが得意な人(≒巧遅)”がいるからです。
もちろん、どちらも得意な優秀な方もいます!
”早く処理を行うのが得意な人”は、その速さでより巧みな案を出せるよう努めるべきで、
”巧みな案を出すのが得意な人”は、その巧みな案をより速く出せるよう努めるべきです。
もちろん、ある仕事を締切日までに素早く行うのは当たり前です。その策が拙いこともあるでしょう。
同じように、ある仕事において相手が求めるものをちゃんと理解して巧みにこなすことも当たり前です。時間がかかってしまうこともあるでしょう。
いずれにせよそのあとがとても大事で、「改善点はどこか?」「どうすれば時間内にもっといい案が出せたか?」「プロセスに無駄はなかったか?」と内省すること。
内省を繰り返すことがとても大切だと思います。
まとめ
再掲になりますが、今回の「巧遅は拙速に如かず」は本当なのか?という問いに対する私の考えはこうです。
「日々成長」という言葉が私は大好きです。
内省を繰り返して、"今日の自分は、昨日の自分より少しでも成長する"ってとても素敵な考え方だと思います。
私は、巧みな案を出すのに時間がかかってしまいます。
内省を繰り返しながらスピードを上げていき、日々成長したいです。
PS:人に「伝わる」文章を書きたいと思っており、いろいろ調べながら模索しています。
「事実と解釈をはっきり分けること」はその要素の1つだと思うのですが、”noteってほぼ自分の解釈になってしまうな”と感じました。
そもそもnoteは自分の思考の整理のために書いているのだから仕方ないのか。
推敲ってとてもむずかしい。精進します。
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