SPECIAL EDITION さくらんぼのムーンタルト
アハアカネです!
たまに店から飛び出て、その土地で出会った人や食材を素材にし、思いつくままにお菓子を作ります。
今回は長野県の北部、中野市のバーチャルYouTuber「信州なかのちゃん」
中野市の魅力発信!ご当地キャラクター。
彼女をイメージして、さくらんぼのムーンタルトを作りました!
今年の年始に中野市役所の方から中野のチャレンジショップ出店の機会をいただいてから、一緒にいろいろイベント出店させてもらったりしています。
その時に「なかのちゃんでお菓子作ってみない?」と声をかけてもらいまして、
「面白そうだな。」と思ったのが始まりです。
そうと決まれば、
なかのちゃんの誕生から生い立ちまで調べたくなるのが私です。
中野市役所の方になかのちゃんの詳細資料をもらったり、なかのちゃんと関係深い施設に連れて行ってもらったりしました。
なかのちゃんはバーチャルで実在しないので、少し形にするのが難しかったですが、
調査から作り上げるまでの過程は楽しかったです。
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①なかのちゃん誕生ストーリー
中野市はりんごや葡萄のフルーツ生産地として有名ですが、
江戸時代から続く伝統工芸である土人形の文化がある町です。
中野市土人形資料館には、
「最愛の人に会えないときも、月の兎になりかわっても見守りたい、見つめていたい」という願いが込められた『月の兎』という土人形があります。
その『月の兎』の形をした大きな自然石(巡り逢いの巨石)が資料館の近くにありまして、
「いつかまたきっと巡り逢える」という愛と巡り逢いのロマンを持つ『月の兎』のイメージに合うという理由から、巨石は巡り逢いの神様として崇められることとなりました。
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コロナ禍で中野市に来訪する人が激減していることを知った巨石。
「何か良い策はないものか」と思案していたところ、
「中野市の魅力を知ってもらえば、きっとまた大勢の皆さんと巡り逢える」という巨石の願いが届き、なんと巨石は人型としてこの世に現れた、、!!
その巨石の化身として誕生したのが、なかのちゃんです。
(詳しくはYouTubeチャンネル1話をご覧ください)
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②さくらんぼのムーンタルト誕生
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月の兎が照らす
愛と巡り逢いのロマン
満ち欠ける引力
光と優しさで繋ぐ
「いつかまた、中野で、きっと逢える」
巡り逢いの神様とお菓子のstory
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なかのちゃん誕生ストーリーから、「月」と「うさぎ」をキーワードにタルトを作りました。
月の持つ性質である「引力」と「浄化」。
月が持つ引力は、満月・新月という約1ヶ月の満ち欠けのサイクルによって、波の満ち引き(満潮干潮)や人のエネルギーの増幅、浄化作用といった影響を自然や人に与えます。
中野の魅力発信をして、月の引力のように中野とコロナ禍で離れてしまった人たちを繋ぐ。
コロナ禍で落ち込んでしまった中野の人たちの心を癒し、浄化し、リセットする。
優しさと思いやりで、月のように中野を引き立てる。
タルトのアーモンド生地に、カスタードクリームを加えて柔らかさと温かさを。
浄化の効能があるハーブ、セージも加えました。
アーモンド生地とクッキー生地の間には、シナモンの香りを加えた酸味のあるチェリージャムも挟んでアクセントを。
旬のさくらんぼ(中野市産)とアーモンドスライスでうさぎ🐰
セージの清涼感、シナモンの香りとチェリーの酸味がありながらも、ボディは小さくても重厚感のある味わいのタルトです。
5月のコロナ明け(?)のタイミングで、このようなストーリーがあるなかのちゃんでお菓子を作る機会を得られたのは、なんだかメッセージがあるような気がして少し印象的でした。
今回の中野の旅を通して、たくさんの人と巡り逢い、繋がることができました◎
最後まで読んでいただき、ありがとうございます🐰
終わり◎