選択
選ぶのが苦手なんです。
コンビニにしろ、量販店にしろ、今朝の服装にしろ。何かの中から何かを選ぶのが億劫です。
スティーブ・ジョブズたちが毎日同じ服を着ていたことにすごく共感出来ます。もちろん僕は彼らほどの重要な選択を繰り返すわけではありませんが、選択がエネルギーを奪うということについては彼以上に実感しているだろうなということです。
例えば、みなさんが服屋さんにいったとして、ざっと見回した中でめぼしいところにフォーカスしていくと思いますが、僕にはそのざっと見ができないんですよね。視野が狭いから。
例えを別の例えで話してみます。
みなさんは、15着の服がのっているA3サイズのチラシ1枚を眺めて服を選ぼうとしているのに対して、
僕は、1ページ1着ずつしかのっていないA8サイズ15ページの冊子の中から選ぶようなものなのです。
比較するにはページを捲って、さっき見た服の脳内イメージと比較するわけで、これがエネルギーを使うんです。
実際の服屋さんでも、いざ2、3着に絞って、横に並べて比較という段になっても、すべて同時に視野にいれることができない、なんなら1着の服の上の方、下の方の全体さえも視野にいれるには2,3メートル離れないといけないんです。
パンツとシャツを合わせるにも、全体像が把握しづらく、一時記憶を駆使してバランスを脳内で把握するため、なかなか大変なわけです。
と、まあこんな感じで人並み以上に選択にエネルギーが必要というのを実感しているので、シンプルで同じような服装にしたくなります。
簡単に比較できる人たちには理解しにくいでしょうが。
そんなことを考えていると高齢になればなるほど服装が無頓着になりがちなのも、老化による省エネモードがそうさせてるのかもな、なんて思ったりな今日このごろです。
☆PEACE☆
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