_俺か_俺以外か_ROLAND

ある君の読書ノート Vol.4『俺か、俺以外か。ローランドという生き方』

【「ある君の読書ノート」とは?】
年間48冊(月4冊/週1冊ペース)以上を目標に読書を通じて、知識を得ることを目標に読書を開始。
知っている状態→身についた状態にするために、本の振り返りをしながら自由に感想を書くノートです。

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ジャンル:ROLAND
著者:ROLAND(ホストクラブオーナー/実業家)
所要時間:1/21~1/30
おすすめ度:★★★☆☆
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1.なんでこの本読んだの?

①Another Sky ローランド出演回を見たことがきっかけ
②サッカー少年から、ホスト会の「王」にどのような想いで駆け上がって
いったのかに興味をもった
③ローランドのメンタリティーの根源について、自分の視点を考えながら
読んでみた

Another Skyでローランドの放送回(2020.01.17)を見て、衝撃を受けた。
ここまで自分のことを知った上で、自分の意志を貫き、言語化して体現
できる人がいるのかと。
経歴を少し調べてみたところ、元東京の名門高校でサッカーをしていた
ということを知って、小さな親和性を感じた(おこがましい)。
そんなひょんなことから、ローランドはいかにしてホスト界の中で、己を
貫き、駆け上がって行ったのか。
その答えはやはり、「俺か、俺以外か」であった。

2.この本どんな本?

ローランドの名言の数々を紹介するとともに、その言葉に秘められている「背景」を紐解きながら、ローランドの思いや考え方を見ていくことが
できる本となっている。
哲学→美→愛→仕事→人生 の順に、関連する名言を元にこの本は
進んでいく。

ローランダーはもちろんのこと、
・日常に疲れを感じている人
・自分を知るとはどういうことなのかを知りたい人
・言語化するってどういうことなのか知りたい人
・意志の強さを学びたい人
にはうってつけの本となっている!
なお、自分の思考・考え方と照らし合わせながら読むと更に深みのある
読書体験になること間違いなし。

3.学び、見解、意見

①徹底した、「自分(=ローランド)の視点」を言語化して解釈
数多の名言を世の中に届けてきたローランド。
その言葉の背景には、必ず「意味」がある。
「世の中には2種類の男しかいない。俺か、俺以外か」
他の何者でもない自分という個性を創り上げてきたローランドだからこそ
成立するこの言葉こそ、ローランドの生き様を表す名言である。

②神は細部に宿るを地で実践している
「あれ、この空間ってなんとなく居心地がいいな」。
ローランドは極度のきれい好きで知られている。あれほど華やかな人でも、お店の床を率先して拭き、さらに、毎日の日課は靴磨きだという。
人が嫌なことを厭わずやる。しかもまったくの妥協を許さず、細部にまで
こだわるその姿勢が、冒頭の言葉をお客様からいただける所以であると
思う。
「神は細部に宿る」故人の言葉が大好きなローランドにお似合いの言葉で
ある。

③徹底的な世界観づくり、言うならば「ローランド=ディズニー世界観」「何者かになる」ということは、自分にしかできないと言われる価値を、
誰かに与えられるということ。ローランドで言えば、ホスピタリティや
醸し出す世界観(もちろん外見的な美しさも)、誰よりも美意識にこだわった考え方、一緒にいてくれる人に居心地の良さを与えられる。そんな圧倒的な個性を自分で作り上げてきた。それがローランドの最大の凄さであると
思う。
・自分は何者であるのか(ローランドの場合は自分が大好き)
・自分はどう見られているのか
・とことんこだわりを持ち続けて、折れずに貫き通す強さとユーモア
上げればきりがないくらい、外見以上の人間的凄みをローランドから感じ
学ぶことができた。

4.ここに注目!!

「人間、どれだけ生きたかではない。どう生きたかだ」


僕はこの言葉が一番身にしみてささりました。
日本人の「目上を尊敬する」姿勢は、美徳であると言われる。
しかし、時にはそれがいき過ぎることもあり、「年上が絶対」であったり、「上が言うことは全て正しい」という考え方がはびこっているのもまた事実であり、はがゆさを感じることがあった。
「年上がえらい」のではなく、「生きた年月の中で、どんな経験をし何を
学び、そしてそれをどう世の中にカタチとして貢献してきたか」。その中身こそが、「尊敬」を向けるに値するのではないかと、この言葉を聞いて強く思った。

5.感想

「ホストの世界」
漫画とかドラマ・映画などでは、あまりクリーンなイメージを持たない世界であると言われているその中で、ひときわ輝くローランドに不思議な魅力を感じた。
「ホストの業界を通じて、本物の男を創り出すことが俺の使命であると思っている」
そんな、業界のイメージ・構造を大きく変える「革命児」になる未来はそう遠くないのではないかと思わせるほどの輝きを放つローランドにこれからも注目していきたいと思った。

僕もローランダーの仲間入りですかね。。。

おーわり!

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