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Fate/staynight ヘブンズフィール 3 感想

今日はヘブンズフィール見てきました。すごく面白かったです。アクションシーンが美しいので、また見に行きたいです。

さて、感想ですが、順を追って、かつ印象に残ってる所を抜粋して書いていきます。

始まりは士郎が慎二の死体を見つけるところから。慎二は死んでいるのでもう何も感じませんが、慎二の終わりとして一番良い終わり方だったように思います。

場面が変わって綺麗がストーリーテラーのように影を使い、これまでの話を振り返ります。この演出の際、私も舞台に上がろうと綺麗が言うのですがこの台詞が好きです。

綺麗は臓硯を殺すまで、史郎に協力することになります。車の中で、(綺麗は車の運転が出来るのだなあと感慨深く思いました)衛宮切嗣について語ります。かなり饒舌に語るのでかなり珍しいシーンです。ここで、士郎が切嗣の跡をつがないことがはっきりわかり、士郎に少し人間味が増します。

士郎はこの後、エミヤの腕を使うことによって、内側から剣が刺さり、綺麗と闘い、ボロボロになります。
聖杯を壊さなくてはアンリマユが出てきてしまうので、頑張ろうとするのですが、彼は死に恐怖するのです。ああ、ようやく彼の人間味が…!

士郎は死ななくていいよ

だめだ、戻ってこい!な、なまえが…

ねえ、士郎、士郎はどんな形になっても生きたい?

………生きたい…生きたい!

お兄ちゃんは妹のために頑張るんでしょう?私、士郎のお姉ちゃんだから…

だめだ、だめだ、戻ってこい…イリヤ!イリヤイリヤイリヤイリヤイリヤイリヤイリヤイリヤイリヤイリヤ

ここで士郎は無銘の英霊エミヤになることに。身体が消えてなくなります。イリヤは前回聖杯に入ったアイリに抱かれて…ここのシーンもすごく好きです。

そして、今回一番好きなのが姉妹シーンです。桜が抱えていたもの、凛が寄り添いたかったものについて二人で話すシーンはずっと私が見たかったものでした。

ずるい…どうして…

どうしてって…これは単純な力比べよ。これは宝石剣ゼルレッチ。魔力を流すもの。桜と私の魔力量は同じぐらい。なら、流す力も同じ量流せばいいの。

なんで…姉さんはいつも輝いていた…恵まれててキラキラしてて…私にとって、食事は痛みを伴うものだった…いつも毒をもられて…地下の蟲部屋では息を吸うのも懇願が必要で…私が泣くとあの人たちはいつも喜んでた…

…で?それがどうしたの?

え…?

あなた、今痛くも悲しくもないんでしょう?私人の痛みがよく分からないの。

どうして…姉さんが…姉さんがそんなだから、私はこんなふうになってしまった…私ずっと待ってたのに…私は遠坂の子だから姉さんが迎えにきてくれるって…でも姉さんはこなかった…私は姉さんに勝ちたかった!

私恵まれたなんて思ったことないわよ。私が苦しむたびに桜が救われるって信じてた…

(ああ…だめだな、これ。)

え…姉さん…

私、桜のこと大好きだから、桜が泣くのは…リボンずっとつけててくれて嬉しい…

姉さん…

(やっぱり桜の顔見ると殺せないわ…私もあいつのこと言えないな…)

台詞は所々違うかもしれませんが、脳内で物凄く印象に残りました。士郎が現れても桜の中でヒーローは凛なのです。それがすごくよかった。桜はいつも凛には敵わなくて、でも凛は桜の笑顔をなくしたくなくて、トランプで勝っていても、勝ってるなんて言えなかった。笑ってて欲しかったから。桜のことが大好きだから。

それからその後二人は一緒に過ごします。二人が士郎の依代を見つけるまで…

おそらくですが、二人は士郎の身体がなくなってしまったので、人形を媒介にし、ホムンクルス?ゴーレム?のような状態にして二人で衛宮士郎を作ったのです。

偽物の士郎と一緒に幸せだと言って過ごすのです。
永遠の夢の中で。



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