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こころのおりがみ会 by NiiRUさん
こんにちは。人形劇屋トロワセット代表の、おおかみの人です。
今回は、2025/02/01(土)に石川県立図書館で開催された、NiiRUさん主催の【こころのおりがみ会】に参加したときのことを綴ろうと思います。
昨年末に開催された、第1回目のおりがみ会のエピソードも交えながら綴ります。
NiiRUさんを知ったきっかけ
NiiRUさんのことを初めて知ったのは、実はnoteがきっかけでした。NiiRUさんがわたしのこのブログをフォローしてくれたのです。
団体のキーワードとなっているのが、「生きづらさを抱えた人たちの居場所」ということと、「アートを通した表現」。
わたし自身、精神の持病を抱えながら、人形劇の表現活動をしています。だからもちろん、病気なりの生きづらさは抱えているし、そして人形劇は、自分の楽しみということもありますが、自分の内面の表現の手段として使っています。
なので、わたしにはこのNiiRUさんのコンセプトがとてもしっくりきたし、何か通ずるものがあるように思いました。
NiiRUさんは2024年の演劇の大会で準優勝を獲得していますが、あいにくわたしがNiiRUさんの存在を知ったのがその大会の後だったため、作品を観劇することは叶わず。それでも、地元でこんな素晴らしい活動をしているNiiRUさんと接点がほしい!と思っていたときに、偶然にもタイミングよく、NiiRUさんが【こころのおりがみ会】を企画されたのでした。
【こころのおりがみ会】に初参加
このおりがみ会の初回開催は昨年2024年の12月で、そのときはクリスマスリースをみんなで作りました。
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おおかみくん、一緒に作ってご満悦
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皆さん絵がお上手!
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代表の林美里さんのイラスト
12月のおりがみ会で初めてNiiRUの皆さんとお会いしましたが、皆さんあたたかく優しい方々ばかりでほっこりしました。
以前わたしの人形劇を観てくださった方とも久々に再会できたりして、とても楽しい時間になりました。
リースのパーツの折り方はなかなかに複雑で、折り紙先生(通称「おじいちゃん」(笑))に習いつつ、黙々と折る作業をする時もあれば、一度作業の手を止めて皆さんとおしゃべりしたり…と、とても和やかで楽しい時間を過ごせました。
年が明け…おりがみ会に再び参加
「次回があったらまた参加したい!」と思っていましたが、年が明けてからまたおりがみ会が開催されると聞いて迷わず申し込みました。
今回は、石川県立図書館の一室を使ってのイベントで、NiiRUさんが広報に力を入れていたこともあってたくさんの来場者の方々がいらっしゃいました。
前回はクリスマスリースを作りましたが、今回は傘を作りました。
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たくさんありすぎて迷うなあ
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エアメールみたいな柄になりました
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個性が光っています!
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なかなか絵になります
たまたま座ったテーブルで隣の席になった人にパーツの折り方を尋ねたことがきっかけで話に花が咲いたり、同じテーブルの他の人達ともおしゃべりを楽しんだり。
たまたま知り合いが数人来ていて、作業のかたわら「最近どうしとる?」なんて近況報告をしあったり。
後からやってきた人に折り方作り方を教えたり。
お茶とお菓子とゆるゆる雑談で笑ったり。
………etc, etc.
初めて出会った人も、以前から知り合いの人も、いろんな人たちが来場していましたが、ほのぼのゆったり、和気あいあいとした楽しい時間を皆さんと一緒に過ごせて、
「ああ、やっぱりこのおりがみ会好きだなあ」
と感じました。
やっぱり来てよかったなあ、と思いました。
【こころのおりがみ会】のすごいところ
NiiRUのメンバーの皆さんは、ご自身が精神疾患などで生きづらさを抱えていらっしゃる当事者の方が多く、そんな中でもメンバーさん同士で協力しあって活動をされています。
生きづらさを抱える人たちの居場所を創り出そうとしているNiiRUさんのこの【こころのおりがみ会】の取り組みには、すごいなと思うところがひとつあります。
それが、【折り紙】をするイベントであるということ。
折り紙は誰でも一度はやったことがあって、誰でも取り組みやすいものです。なので、この会に参加するときのハードルはかなり低めです。
そして、「ひとりでもくもく」でも、浮かない。
人が集まる催し…居場所系の催しだと、集団の中でひとり黙々と別のことをしていたりすると、結構「浮いて」しまいがちなのですが、そこは折り紙という手作業があるので、誰とも会話せずひとりで黙々と折り紙をしていても、それで目立ってしまうことはありません。
さらに、人との交流が自然に生まれます。
「これ、どうやって折ればいいですか?」の質問をきっかけに、隣の人や先生との会話が生まれます。
わかる人に教えてもらいながら作るうちに会話が弾み、楽しい雰囲気の中で作業をすることができます。
そして、自分でもできるようになったら、わからない人に教えるようにもなって…とてもいい循環のように思います。
「折り紙」がテーマに設定されていることで、この会が誰にとっても居心地の良い場所になっているのではないかと感じました。
どういう経緯で折り紙に決めたのかはわかりませんが、目の付け所が素晴らしい!と思います。
参加したわたしの知り合いが、
「決められたルールの中でこれだけ多様性があるのは素晴らしいことだよね」
と言っていました。
色も柄もさまざまに違うみんなの傘を見ながら、多様性が認められるってこんなことなのかな、なんて思いました。
次回を楽しみに…
【こころのおりがみ会】、次回の開催は梅雨頃を予定されているそうです。
梅雨頃は天気もジメジメして気持ちまで落ち込みがちなので、そんな時期にこのイベントがあるかも、と思うとまた気持ちが前向きになりそうです。
次回は何を折るのかな?
どんな人と出会って、その人たちとどんな話ができるかな?
そんなことを楽しみにしながら、次回を待ちたいと思います。