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向き合わなくてはならないテクノロジーの光と影(前編・後編)|#超知性ASI時代のDX企画書のネタ帳

【記事概要】

本記事では、超知性AI時代の可能性と課題を詳述しています。生成AIの目覚ましい進化を具体例として取り上げ、進化が目覚ましいテクノロジー(IT技術)の光と影について掘り下げました。DX推進におけるAI技術の活用は、生産性向上や業務効率化をもたらす一方で、リスキリングや倫理的な課題への対応が求められます。さらに、AGI(汎用AI)やASI(超知性AI)の未来像を通じて、AIが社会に与える影響を考察。人間のプロフェッショナリズムを再定義しつつ、教育や企業連携の重要性を示します。AI時代における個人と企業の取り組みが鍵となる中、技術を効果的に活用する方法論を提案しています。

【本文】


こんにちは、IT・DX教育サービスの株式会社サートプロ、近森満です。 https://www.certpro.jp/blogs/dx_chikamori/

当社では「DX推進人材教育プログラム」として、初回無料のオンラインによるコンサルティングを提供しています。DX推進や人材育成のご相談をお待ちしています。 https://www.certpro.jp/dxconsulting/


「光」

生産性と効率性向上の光

2024年12月に発表された「12 Days of Open AI」は、生成AIの進化を象徴する一連の出来事でした。この発表では、OpenAIが12日間にわたって新機能やアップデートを段階的に公開しました。その中で最も注目を集めたのは「ChatGPTの進化バージョンo1」、「使いたい放題のProモード」や「CanvasのGPT統合」でした。

o1は、従来の生成AIモデルに比べて速度と精度が大幅に向上し、ユーザーエクスペリエンスの新たな基準を打ち立てました。また、Canvasの統合機能により、契約書や仕様書の共同編集がリアルタイムで可能となり、業務効率を大幅に向上させることが期待されています。

さらに、「SORA(空?Sky??)」と呼ばれる動画生成ツールの発表もありました。これにより、動画制作が驚くほど簡単になり、クリエイティブ業界だけでなく、教育やマーケティング分野でも幅広く活用されています。最終日には、次世代モデルである「o3(オースリー)」のサプライズ発表が行われ、AGI(人工汎用知能)の実現に向けた道筋が示されました。(o3がAGIとは言っていません)
この進展は、多くの分野でイノベーションの起爆剤となるでしょう。

参考:「12 Days of Open AI」の発表まとめ (Zenn) 


「影」

課題としての影: 利用価値を引き出せないリスク

新しい技術はしばしば"使いこなせない"という課題を浮き彫りにします。例えば、ChatGPTプロ版を購入したにも関わらず、その高度な機能を十分に活用できないケースが多く見られました。技術の進化が速すぎるがゆえに、ユーザーが新機能に適応するためのリスキリングが追いつかない状況もあります。

また、AI翻訳の普及により一部では仕事が激減していると懸念する声もありますが、Togetterのまとめによれば、正確な翻訳を提供できるプロフェッショナルの需要が高まる一方で、質の高い翻訳者はむしろ人手不足に陥っていることが報告されています。このように、技術の影響は一律ではなく、適切なスキルを持つ人には新たなチャンスが広がっています。

平野暁人さんが2025年1月1日に発表したnote記事では、生成AIの急速な普及が翻訳業界を含むクリエイティブ分野にどのような影響を与えているかが詳述されています。同氏は、人間の翻訳が消滅の危機に瀕している一方で、AIの普及に伴う新しい機会が生まれていることも指摘しています。

事例:翻訳の世界はAIでどうなっていくのか?

平野暁人さんによる1/1発表のnote記事

「AI翻訳で仕事が減った」という話題がバズってるけど、むしろAI翻訳のおかげで景気が良くなった?→「正しい翻訳」ができる翻訳家は人手不足らしい(togetterまとめ)


人間の役割とプロフェッショナリズムの再定義

翻訳業界の事例: 人間の価値とは?

翻訳業界では、生成AIの登場により劇的な変化が起こっています。上述のように、一部の翻訳家は、生成AIが精度を向上させたことで仕事が激減したと感じています。しかし、一方でAIを利用して翻訳プロセス全体を効率化し、収益を上げる専門家も存在します。人間の専門性とAIの機能を融合させる新たなプロフェッショナリズムが求められる時代です。

DX推進と生成AIの融合

教育と企業の連携

DXを成功させるためには、企業と教育機関の連携が不可欠です。生成AIを活用することで、より実践的な教育プログラムが可能になり、学習者のスキルセットを飛躍的に高めることができます。サートプロでは、このような教育プログラムの開発と提供を行っています。

汎用AI(AGI)と超知性AI(ASI)の可能性

AGI(人工汎用知能)は人間の知能を超える能力を持つとされ、今後のAIの進化の鍵となる技術です。例えば、医療や環境問題といった複雑な課題に対し、AGIが解決策を提示できる未来が予測されています。しかし、これらの技術には倫理的な課題も伴います。特にASI(人工超知能)の登場による社会構造の変化や労働市場への影響が懸念されています。

まとめ: 技術の光と影をどう活用するか

生成AIを含むDX推進の技術は、活用方法次第で光にも影にもなり得ます。そのため、企業や個人が技術にどう向き合い、どのように取り入れていくかが重要です。スキルやマインドセットを磨き、超知性AI時代に適応するためのリスキリングを積極的に行いましょう。


近森満のDX企画書のネタ帳のネタ

さいごに

いかがでしたでしょうか? すこしでもみなさまの気づきになれたのであれば幸いです。 DX推進担当者の育成やIT教育研修でお悩みがあれば、ぜひ初回無料のオンラインコンサルティング「DX推進人材教育プログラム」にご応募ください。かならずお役に立ちます。 ではまた。 https://www.certpro.jp/dxconsulting/

【著者情報】

近森 満(ちかもり みつる)
株式会社 サートプロ 代表取締役CEO(人材育成・教育支援)
一般社団法人 IT職業能力支援機構 理事長(Android資格)
電気・電子系技術者育成協議会 副理事長(E検定)
IoT検定制度委員会 事務局長(IoT検定+DX認定)
ET教育フォーラム 合同会社 代表(コンテンツ制作)
経済産業省 地方版IoT推進ラボビジネス創出事業メンター(IoT支援)
経済産業省 地域DX推進ラボビジネス創出事業メンター(DX支援)
デジタル庁 デジタル推進委員(デジタル化支援)
DX事業共同組合 設立理事(DX推進)
https://www.certpro.jp/blogs/dx_chikamori/

【音声配信】

※音声収録のポッドキャストではテキストには載っていない㊙話も。
ぜひ、ものは試しに聴いてみてください。


【ハッシュタグ】

#超知性AI #生成AI #DX推進 #AI翻訳 #リスキリング #人工汎用知能 #デジタルトランスフォーメーション #プロフェッショナリズム #教育と企業連携 #技術の光と影


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近森満@サートプロ|IT教育サービス/デジタル人材育成/検定事業化コンサルタント|壁打ち歓迎です!
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