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マーケティングにおけるコラボレーションの源泉
こんにちは、PR&マーケティングディレクターの石本です。
今回は、「マーケティングにおけるコラボレーションの源泉」がテーマです。
そもそもコラボレーションは、co - labor - ateと分解すると、「共に-働く-をする」というとてもわかりやすい言葉です。
マーケティングにおいて、については、双方の利害関係がもちろん一致する場合なのだけれど、単なる必要性だけでは、コラボレーションは実現できないのです。
コラボレーションにおけるNeedsとWants
もちろん、コラボレーションをする際には、自社だけでソリューションを提供するのではなく、顧客の目的を達成するためには、ときに他社・他者の力を借りてでも達成する必要(=Needs)がある場合が考えられます。
Needsについては、具体的には以下の点をしっかり満たしているかどうか、が判断基準になるかと思います。
①ターゲットとなる顧客層が一致しているか。
②それぞれ違う領域のブランドか、または能力を有しているか。
③単なる足し算以上の相乗効果が見込めるか。
もっともこれは、コラボレーションにおける最低限の条件だと思います。
これだけでは、協働のプロジェクトとして、スタートを切ることはできません。
やはり、そこには両者のコラボレーションを起こすマーケッターの存在が不可欠だと思います。
コラボレーションの源泉は、“Wants”という名の“熱狂”
その根源にあるのは、やはり協働をすることで成し遂げたい何かを持っているマーケッターの“熱狂”という名のWantsなのだと思います。
かつてPR代理店で、コラボレーション案件を担当させていただいた時に、プレスリリースを作成する機会に恵まれました。
プレスリリースには、ファクトを端的に伝えるだけでなく、ストーリーをセットで伝える役割があります。
当然、両者の取り組みに至った背景について記載をするのですが、必要性だけでなく、やはり両者の共感というのが、不可欠なのです。
「OOの姿勢に共感をした」などの普段の企業とブランドの姿勢や、「OOを実現するパートナーとして」など実現したい思いの存在が必ずあるのです。
いや、むしろそれがないと、実現したとしても、世の中にインパクトを残さないのだと思います。
全ては、「たった一人の熱狂」から、生み出されるのだから。
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