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【雑学】意味を間違って使われている言葉 ~第3弾~
見つけてくださり、ありがとうございます😊
統計は取っていませんが、私の独断と偏見で6割以上の人が意味、使い方を間違っている言葉を紹介します。
今回は日本語です。3つを紹介します。
では、本編スタートです。
確信犯
悪いことだとわかっていて敢えて行う犯罪や行為、だと思っている方が多いのではないでしょうか。
違います。正しいことだと信じて行う犯罪や行為、という意味です。自分の正義のために行っているので犯罪や悪いことという認識がありません。
でも、何が正義で何が犯罪(悪)かなんて、時代や地域で変わりますから、難しいですね。
確信犯(かくしんはん、独: Überzeugungsverbrechen - Überzeugungs:確信(による) Verbrechen:犯罪)とは、自分の道徳・宗教・政治・経済などの理念を確信して実行される犯罪である。言い換えると、己の信念に基づいて実行される犯罪である。
まあ言いたいことはわかるので、こちらで勝手に脳内変換しています。私が『悪いことだとわかっていて敢えて行うこと』に対して使うときは、『いわゆる確信犯』と言っています。相手に歩み寄りはしますが、間違った意味で使いたくないですからね。
ではどうして間違った意味が広まったかというと、まず、間違った意味の方は言葉としては『故意犯』だと思われるのですが、それを『確信犯』と間違えて言った人がいて、それが電波や活字で広まったのではないか、というのが私見です。
会議が煮詰まる
こちらは主に会議の時に使われる『煮詰まる』です。
対立する意見が飛び交ったり、逆に何も意見が出なかったりで議論が進まないときに使うことをイメージした方が多いのではないでしょうか。
違います。全く逆で、充分に議論をしつくして結論を出すときに使う言葉です。
料理を思い出してください。煮物が煮詰まるとどんな状態でしょう。もう食べ頃どころか早く食べないと、って状態ですよね。だから会議も終わりに近い状態です。
逆に間違った意味の状態はどっちに転ぶかわからない状態で、料理で言えば味の方向性が決まっていない状態ですよね。だから『煮詰まる』ではないんです。
「煮詰まったのなら早く終わりましょうよ」なんて嫌味を言ったりせず、これもこちらも勝手に脳内変換しますけど。
ではどうして間違った意味が広まったかというと、煮詰まるの『詰まる』が『行き詰まる』の『詰まる』に引っ張られて意味が混同する人が多かったのではないか、というのが私見です。
敷居が高い
料亭、レストラン、ホテル等の高級そうな店に対して入りづらいとか、自分は分不相応だ、という意味を思い浮かべた方が多いのではないでしょうか。
本当の意味は、何か粗相をしたり相手に悪いことしたりで、その家に行きづらい、という意味です。親戚同士で集まった時に喧嘩になったとかで。
敷居(しきい)が高(たか)・いの解説
不義理や面目のないことがあって、その人の家へ行きにくい。
間違った意味のほうは、言葉としては『格式が高い』とか『グレードが高い』が当てはまるのではないでしょうか。
ではどうして間違った意味が広まったかというと、やはりこれも、『格式が高い』と言いたかったのを間違えて『敷居が高い』と言ったのが、電波や活字で広まったのではないか、というのが私見です。
いかがだったでしょうか。
「へー」「為になったー」って方がいらっしゃったら幸いです😊
「そんなの知ってるよ」って方は、間違って使っている方に出会ったときに、ズバズバ指摘すると人間関係にヒビが入るかも知れないから、『知っている人間の余裕』ってヤツで暖かい目で見てあげてください。
ここで紹介した内容は、あくまでも『本来の意味』です。よく『言葉は生き物』と言われ、間違いでも大半の人が使ったら正解になっていきます。
『日本語の乱れ』と嘆く気持ちもわかりますが、前述のとおり『知っている人間の余裕』で状況に合わせて臨機応変に対応してほしいです。
またここで紹介した内容は、私がテレビやメディアで得た知識の中で私が信じているものです。諸説あるものが含まれている場合、私が間違っている可能性もあることをご承知おき下さい。
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