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お坊さんなのに! ある意味悟った出来事

私は某寺でバイトをしています。私の業務はお守りを売っている売店の店番です。社員の女性とバイトで回しています。

先日こんなことがありました。

社員さんがチケットを販売しているとき、旅行会社の方と、そのお客さんが来ました。社員さんは、いつも通り、お客様にチケットを売って、旅行会社の方には顔パスで入れました。
それを見ていた売店兼拝観受付の現場責任者の僧侶が、
『誰にそんな事教わったんだ。いつからそういう認識なんだ。』
と、質問攻めにしました。
社員さんが曖昧な返事をしたら、
『そんなことも覚えてないのか?』と責めました。
結局、お坊さんの勘違いであり、社員さんの対応が正しかったことが分かったのですが、お坊さんはぶつくさ、『あ、あ、、それなら、、はい。』
ちょっとした謝罪の一言もなしに、静かな空気が流れて終わり。

そのお坊さんは、めちゃめちゃ寡黙で、堅物です。いつも、女性の社員さんたちや、バイトの大学生に喧嘩腰でぶつぶつ話しています。シャイだからかも。。
社員と、バイト勢は桜や紅葉でめちゃめちゃ忙しい時も、チーム一丸!という感じで、目が回るくらいの時期をみんなで乗り切っているので、仲間意識があります。でも、その坊さんは、浮いてます。ちょっとかわいそう、、、

その時は絶対言えなかったので、この場を借りて私は言いたい、

坊さん、、あなたそんなふうに言っちまっていいのかよ!

私の中でお坊さんて、清くて、なんか悟っている感じなのですが、普通に世俗の人間じゃん!世俗のものにもこんなやついるけど、お坊さんそんなんで大丈夫?と想っていしまいました。

申し訳ない、、、帰りに大仏に合掌し、私の汚らわしい心を悔いておきました。

坊さんも全くの人間だなあと確信した1日でした。

そこのお寺の月刊紙のようなものに、ある偉い僧侶のお話が載っていました。

私は、生きとし生けるもの全てのものの幸せを祈るために、僧になったのだよ

あまりの清らかさに、私の目が眩んでしまいます。
僧侶になる理由は人それぞれあるのだと思いますが、
毎日仏に手を合わせてお経を唱えたり、参拝しにくるお客さんにお経を読んであげたり、説教をしたりするのって、少なくとも自分だけのためではないですよね?
自分の性分だからと、一緒に働いている仲間を傷つけたままでいいのでしょうか。

お坊さんのちょー世俗的な側面を見たので、
毎日精進料理で、修業もいっぱいしたお坊さんでもこんななら、イライラした世の中でも仕方ないよと思えます。


今日の晩ご飯は焼肉にしようかな〜


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