古いパソコンでyoutubeを見る方法:Linux編【追記】

10年ほど前に買ったmouse computerの超小型パソコン。32bitのWindows7がプリインストール。CPUはAtom 230(1.60GHz)。メモリが2GBしかありません。価格は2万5千円程度だったと記憶しています。

これに軽量LinuxのantiX 21をインストールしました。

そして、何とかこのパソコンでyoutube動画を視聴できないかあれこれ試してみました。

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古いパソコンは、持っている方ならお分かりでしょうが、ブラウザが立ち上がるのは遅いし、さらにyoutubeを見るとなると非常に困難です。

しかし、よく考えてみれば、このパソコンでも買った当初はyoutubeを視聴することができました。なぜ、今は難しくなったのでしょう。

答えは簡単で、動画の画質が上がったからです。
現在では無駄にデータ量が大きい動画が当然のようにyoutubeにアップされています。
最新の高スペックPCなら難なく再生できるのでしょうが、10年以上昔の骨董品だとうまくいきません。

では、低スペックパソコンでyoutubeを再生するにはどうしたらいいのか。

低画質にすればいいのです。
そして、もう一つ、広告を止めることです。低スペックパソコンでyoutubeの広告が流れると「スキップ」の表示が出るまでかなり待たなければなりません。

この二つの要望を叶える方法は、ブラウザ拡張機能の「Enhancer for YouTube」を使用することです。
今回はChromiumにインストールしてみました。

まずは「Enhancer for YouTube」の設定画面で「Block ads(広告を削除)」にチェックが入っているかを確認します。
次に「Playback quality」の画質(「Videos」)を240pに落とすと、10年以上昔のパソコンでも滞りなくyoutube動画を再生することができました。
CPUの使用率も40〜70%程度に抑えられました。(画質を落とさないとCPU使用率は100%に張り付きます)

画像1

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他にもyoutube動画の再生方法はあります。

まず、mpvメディアプレイヤーとyoutube-dlをインストールしなければなりません。
インストールしたら、再生したいyoutube動画のURLをコピーし、端末を起動させて次のコマンドを打ち込みます。

mpv --ytdl-format="worst" コピーしたURL

そしてEnterキーを押したら、mpvメディアプレイヤーが立ち上がって、youtube動画が再生されます。
"worst"で低画質を指定しないと、ブツ切れ再生になってしまいます。

【追記 2023/2】
富士通のデスクトップ(OSはSparky Linux 5.16)で久しぶりにこの方法を試したら、何度やってもエラー表示が出て再生できませんでした。youtube-dlのバージョンが古いからでしょうか。      【以上】

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さらに古いWindowsXPマシンではどうでしょうか。

NEC VALUESTAR L VL300/GD(PC-VL300GD)
発売日:2006年09月
CPU:Celeron D 352 (3.20GHz)
RAM:448MB

まったくダメでした。ブラウザの起動さえ困難でした。

SMPlayerとSMTubeをインストールしてyoutubeを視聴する方法もありますが、やるだけムダと判断しました。

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こういうことは書いておかないと忘れてしまいます。

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