SparkyLinux 5.13を富士通ノートPCにインストール
金曜のこと。富士通ノートPC(LIFEBOOK A540/A)に入っているLinux系OS、Basix 5.0をアップデートしたらwifiが使えなくなりました。
このOSにはいろいろ不満がありましたので、不具合を機に別のLinux系OSをインストールすることにしました。
で、白羽の矢を立てたのがポーランド製のSparkyLinux 5.13です。
2年前にリリースされたDebian 10 busterをベースにしています。
最新版の、Debian 11 bullseyeをベースにしたSparkyLinux 6.1よりも使い勝手がいいです。
というわけで土曜の午前にDVDからSparkyLinux 5.13を起動しました。
まずは、一番下の横棒にある扇形アイコンをクリックしてwifi接続をします。
そして、画面上部の「Sparky Installer」アイコンからインストール作業を開始します。
インストール方法はいくつかあります。
私は「手動パーティション」を選択しました。
Basix 5.0が入っていたパーティション(sda5)を初期化して、Sparkyをインストールするわけです。
ちなみに、GRUBをインストールするパーティションを覚えておいたほうがいいです。(何もいじらなければsdaになるはず)
インストール作業が始まりました。
パスワードを設定する際に「k」キーを押したら「2」が入力されてしまいました。
「Num Lock」キーを押したら正常に入力できるようになりました。
インストールは無事終了。かかった時間は30分程度でしたね。
「今すぐ再起動」にチェックを入れて「実行」をクリックしたら、DVDが出てきました。
しかし、この後、画面が真っ暗になってフリーズ。やむなく強制終了しました。
「今すぐ再起動」ではなくて、いったん終了してから起動したほうが良かったかもしれません。
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再び起動したらシステムアップグレード画面が表示されました。
パスワードを求められたので入力したら失敗。なぜか何度やっても失敗。
システムアップグレード画面が消えてしまったので、また再起動。
システムアップグレード画面が表示されたので、今度は「Num Lock」キーを押してからパスワードを入力しました。
アップグレード作業は端末が自動的に立ち上がって、行なわれます。
終わり頃に「grub-pcを設定しています」というボックスが表れます。
<了解>が赤く反転しているので「Enter」キーを押します。
「GRUBをインストールするデバイス:[ ] /dev/sda」の[ ]内が赤くなっているので、「スペース」キーを押すと「*」が入りました。
「Tab」キーを押したら下部の<了解>が赤く反転したので「Enter」キーを押します。
アップグレードは22分で終了しました。
次に現れたのが「APTus Locale」のボックスです。
Japaneseを選択したら、日本語パッケージのダウンロードが開始され、fcitx-mozcがインストールされます。
しばらくしたら進行状況を表示していたボックスが消えてしまいました。数分待っても何も表示されなかったので無事終了したものと判断して再起動。
日本語入力が可能になっていました。
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ちなみに今回は64bitマシンに32bit版OSをインストールしました。
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ブラウザのFirefoxをデスクトップに配置し、壁紙も変え、その他もろもろの設定をした後で思いがけないことが起きました。
インストール後のタッチパッドは、マウスポインタを動かすことはできますがタップしても反応がありません。
そこで、トラックボール式のマウスをUSB接続してパソコンを起動しました。すると、最下部の横棒のほかは画面が真っ暗になりマウスポインタも表示されなくなってしまったのです。
何度か再起動しましたが、マウスポインタが「×」印となって表示され、クリックも機能しますが、真っ暗な画面はそのままです。
う〜む。トラックボール式マウスが原因でしょうか?それとも、パソコンとOSの相性が悪かったのでしょうか?
画面が真っ暗になったことはNECのモバイルノートにこのOSをインストールした時にも経験しました。
いずれにしても、また別のOSを入れなおさなければなりません。