ウルテって食べたことある?
この前、川崎の焼肉屋のメニューに「ウルテ」という見慣れない名前があった。牛の喉の軟骨と書いてある。580円。注文してみると、ものすごい量が皿に山盛りになって出てくる。他の肉を注文した時に比べて2倍くらい多い。
左の方にある黒い肉は『牛アワビ』という別のホルモンなのだが、右のウルテと圧倒的な量の違いがわかるだろう。同じ550円でなんでこんなに量が違うのか。
焼肉には他にも軟骨メニューがあるが、鳥のヤゲンとかにしても少しくらいは肉がつ当たるものが多い。しかしウルテに肉はない。ぜんぶ軟骨である。焼いてもどこが焼き上がりなのか全然わからない。焼肉ではなく焼骨である。
でもこれがめちゃくちゃ美味しいのだ。肉汁が出てくるわけではないので美味しいという言葉が適切なのかは分からないが、コリコリコリコリ食べているとものすごく満足感がある。今後、焼肉を食べるときにメニューにあれば必ず入れてしまうだろう。
ちなみにウルテとは韓国語で牛の気道、日本名ではフエガミとかフエガラミとも言うようだ。
健康的にカロリーを気にしている人、ダイエットをしている人などは、これを注文するといいのではないかと思う。
健康にも良く(たぶん)美味しいのに、ウルテはほとんどの焼肉屋でメニューにない。スーパーや精肉店にも無論ない。牛肉の莫大な消費量に比べて、喉の軟骨であるウルテが不足しているとも思えない(不足してる希少部位だったら川崎の焼肉屋で550円なんかであんなとんでもない量が出てこないと思う)ので、単に人気がなく捨てられているのかも知れない。もったいないことである。
ツイッターで検索してみたら、他にもウルテを出している店を探している人はいたのだが、やはり関東ではほとんどないらしい。
川崎でウルテを出している店はこの『おさやん』。JR川崎駅から歩いてすぐの銀柳街の店である。行く機会があったらぜひ食べてみて欲しい。
この店では他にもいろんなホルモンがあったので、その感想は月額マガジン部分で。
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