#この仕事を選んだわけ
某都内で宝くじを売っております。
この仕事を始めたのは、「宝くじ」が大好きなのはもちろんのこと、あのアクリル板の向こう側はどうなっているんだろ?どんな機械が置いてあるんだろ?という好奇心がきっかけでした。
面接の時には「お客様に夢を売る仕事です」と言われましたが、そんな生やさしいものではなく、当たらないお客様から文句を言われたり、釣り銭を取られたり。まあ扱っている商品がお金に直結するだけあって、いろんなことが起きます。
みなさまご存知のジャンボ宝くじは年に5回の販売があり、終わったかと思うとまた次のジャンボが始まります。たくさん売ったあとには、当然、たくさんの換金、お調べ業務が待っており、常に間違いのないよう、緊張して業務をこなさないといけません。
若い方や外国人の方にはスクラッチくじを買う方が多く、その場で当せん金がもらえるため、人気があります。当せん方法がわかりづらいスクラッチなど、外国人の方に一つ一つ説明することもしばしば。
最近では、宝くじにもポイントがつくサービスが始まり、今までは現金だけしか扱っていなかったのが、ポイントやクレジット決済(一部の店舗のみ)も可能となり、販売員の頭を悩ませています。そう、宝くじと言えば、おばちゃんが売ってるイメージですよね。
おばちゃんたちに、あれもコレもと機械の操作をやらせるのは、はっきり言って無理なのです。
新しい機械が導入されるたびに、辞められる先輩方も多く、売場も減少傾向にあり、このままどうなっていくのだろうという、不安は常に消えません。
ネットで購入することが可能になり、売場で買うお客様は大幅に減っています。当せんした際の換金額も口座に入金されて、手間がかからないからでしょうか。
売場販売員としては寂しい限りですね。
それでも、この仕事をして良かったなぁと思うのは、常連のお客様が大きくご当せんされた時ですね。
一緒に喜びを分かち合える、自分も高額当せんした気分になれる!っていうとこでしょうかね(笑)こればかりは、なかなか体験できないと思います。
何も考えずにボーっと座ってるおばさんも多いでしょうが、こんな販売員もいることを、たまに思い出していただけたら、嬉しいですね。