息子に大キライ!と言われた日、夫の言葉に救われた
4歳半の息子に、
はじめて「お母さんなんて大キライ!」
と言われたときは、ショックだった。
いつかはそんなことを言われる日も
やってくるのだろうと思っていたけど、
あまりに唐突にその日はやってきた。
まあ、ちょっとは自覚はあった。
わたしが意地悪をしたのだ。
息子とカルタをして遊んでいて、
絶対負けたくない息子が
わたしにカルタを1枚も
取らせたくないと思っているのを
知っていて…知っていながら、
大人げなくわたしがカルタを取った。
わたしのその行動が、
息子に「お母さんなんて大キライ!」
と、本人も言いたくなかったかも知れない
きつい言葉を言わせてしまったのだ。(猛省)
その夜、
夫に「大キライって言われた…」
と泣きついたら、意外な返事をされた。
「まあ、語彙が少ないからね」
夫に言わせると、
自分の感情を説明するための語彙が
まだまだ息子には少ないので、
直線的な表現になったのだろうと。
だから、言葉どおりのことは
思っていないだろうし、
彼なりに怒りを表現するために
「大キライ」を選んだのだろうと。
いや、何、夫…
子育て、はじめてじゃないの?
めちゃめちゃ達観してるし。
きっと息子は、
負けたときの悔しさを
まだ受け入れられるほど強くなく、
だけど言葉で自分の怒りを
表現できるほどには成長していて。
だけどその気持ちを言い当てる
ぴったりの言葉はまだ知らない。
なるほどなー。
発展途上だな、息子。
単純なわたしは
夫のその言葉で救われた。
あんなに落ち込んでいたのに、
だよねーなんてすぐに立ち直れた。
そして夫はこう続ける。
「でも言われたの俺じゃなくてよかった」
だよねー。