#10 私の場合の働き方
前回、協力隊は「地域」が職場、私はかなり自由です、なんて豪語しましたが、すべてはミッション次第、雇用または契約状況次第です。
私の場合は、市役所との雇用関係はなく、個人事業主として、1年毎の契約で「地域おこし協力隊」という仕事をしている形です。最長3年。
そして働き方ですが、
■月150時間を満たせば、満額の報償費(=給料)が支給されます
・月150時間を満たしておけば、夜活動しても平日休んでも土日働いても
1週間休んでも、逆に休みなく働き続けても特に問題はありません。
・月150時間を下回ったら、1時間につき1200円減額されます。
・例えば、月180時間働いた場合は、30時間が翌月以降持ち越され、仮に
翌月120時間しか働かなったとしても、貯金30時間を使って150時間とな
り、満額の報償費が支払われます。
・上限なく働き続けるのが問題になったのか、途中から、制限ができまし
た。また、あまりにも150時間を下回った場合は、報償費以外に支給さ
れている手当(家賃補助など)が支払われなくなります。
私は、地域振興センターに机があり、そこは市役所の出先機関のようなもので、公民館と併設されています。そこに通勤する形をとっています。開館時間の8時半~17時の間なら、いつ出勤してもいつ退勤してもよいです。
自宅で作業してもいいんですが、地域の情報を入手したく、また、顔が見える活動がしたくて、市役所職員かよ!ってぐらい、あえて通勤しています。家から車で15分程ですし。これは、地元の人に顔を覚えてもらう、認識してもらうには効果抜群でした。地域の人は多分私を市役所職員だと思っている人も多いはず。
そして、タイムカードもありませんし、1日中事務作業してもOK、午前事務作業して、午後地域を周るなどもOK、活動時間は自己申告制です。活動中、公用車は使わず、自分の車で移動しますので、「今、公用車空いてるかな」とか一切気にせず、自分のタイミングで行動ができます。直帰もOK、明日の予定が未定の場合、「明日、来る、かもです」でOK、急に「明日、休みます」もOK。
しかし、月150時間を満たすためには、1日7.5時間勤務を、週5日して、それを4週間、となり、普通に週休2日の会社勤務と変わらない状態になります。さらに、地域行事が土日にあると、平日から休みなく働きっぱなし、ということにもなります。
私の場合、すべては、ミッションに沿った活動を150時間満たしておけば、問題ありません。これが、私はかなり自由です、と言える大きな理由の一つです。
協力隊の働き方は自治体によって異なります。興味のある自治体の協力隊募集などのホームページでおおまかには確認できると思います。
この協力隊の働き方については、自分に合う合わないがあったり、「他の地域の協力隊は○○なのに、私のところは△△」といった不満につながったり、日々の活動のモチベーションに直結したりします。
なので、次回も、もう少し細かく私の場合を紹介し、こういうケースもある、ということを知識として知っておき、自分の場合はどうか、下調べや問い合わせのヒントにしてもらえたら嬉しいです。
地域密着型で自由。私はこの働き方で本当に自分に合ってました。