ごめんなさいを言ってはいけない
「なむどくにっき」にお立ち寄りくださり、ありがとうございます。
ななです。
今回のお話は「ごめんなさい」と謝ることすら自分の身を危険にさらすことになるというお話です。
これまでのお話で何度も言っていますが、母は不機嫌になるととにかくよくわたしやむむに暴言を吐いたり、暴力をふるってきたりしていました。
そんな母に対して何か言うことは「わたしをたたいてくれ」ということになりかねませんでした。
ある日、母はまた不機嫌になってわたしとむむに怒鳴り散らしていました。
怒鳴る内容もわたしやむむを責める言葉ばかりでした。
「うるさい」「お前はバカだ」「いつもいつもお前らは」「わかってんのかこのアホが」「なんやその顔は」「誰のせいやと思ってんねん」「何様のつもりだ」
主にこれらの言葉とその時その時の母の怒る引き金になったことを絡めた文句でわたしやむむを責め立て怒鳴っていました。
いつもなら母がしたいように怒鳴らせ、たたかせ、怒りがおさまるのをただじっと耐えて待つのですが、この時わたしはたたかれる前に謝りました。
なな「ごめんなさい」
謝れば母の気が済むのではないかと思ったのです。
同時に、この行動をしたわたしは母を試したのだと思います。
先に謝ってこの場が収まるならそれはラッキーです。今後もこの方法で母の怒りをしのげるかもしれません。
しかし、母は目を見開いてさらに怒り出しました。
『何が「ごめんなさいじゃ!」何を言ってんのやお前は!』
母は怒鳴りながらわたしを数発たたきました。
どうやらいつも以上に怒らせてしまったようで、わたしをたたく母の手はいつもより力がこもっていたように思います。
とりあえずこの場を収めようとしているのがバレたのか、それとも母の好き勝手に怒ることができるこの時間に水を差したのが気に食わなかったのか…
わたしがこの時学んだのは「うかつに謝ってはいけない」ということです。
うかつに謝れば今回のようにいつも以上に怒鳴られ、いつも以上の力でたたかれることがわかりました。
このことから、わたしは母が怒っている時には謝らないことにしました。
とりあえず謝ってしまおうという当時の「その場しのぎ」的なわたしの考えはあまり良いことではなかったと思います。なんの問題解決にもなりませんから。(だからと言って暴力をふるっても良いということにはなりません。)
しかし母はすごい剣幕で怒っていて、冷静に話のできる空気ではありませんでした。その上、相手は「親」という絶対的に強い存在ですぐに暴力をふるうことを知っていたので、まだ当時子どもで体も小さかったわたしには母に冷静な話し合いを求めることは難しいことでした。(そもそも冷静な話し合いというものを当時知りませんでした…)
結局、最後まで母がなぜ怒っていたのか説明もありませんし、何が良くなかったのかもわかりません。怒られても何も学習できません。
毎度こんな調子なので「なぜ母が怒っているのか」を考えるよりも「早く終わって欲しい」と思うのも当然でしょう。
いつも突然理由もわからず怒り出して怒鳴られてたたかれるのですから、子どもであったわたしには「怒鳴られる」「たたかれる」ということにばかり気を取られて、なぜ怒られたのかを考える余裕はなかったと思います。
今回のお話は以上になります。
いつも通り、ひどいお話でしたね!
みなさんどうぞこの後はプルプル食感とツヤツヤ半透明な生地の中にぼんやり見えるあんこが目にも楽しいひんやり水まんじゅうでも食べて、楽しくお過ごしください!
ではみなさん、良い1日を!
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