ありがとうと言って欲しい
「なむどくにっき」にお立ち寄りくださり、ありがとうございます。
ななです。
今回のお話は実家を出て今のパートナーと一緒になって最初の頃のお話です。
わたしは当時、「家事はすべてわたしがやらなくてはならない」という思い込みがありました。
生理痛でしんどくても、風邪などで体調がすぐれない時でも、「休む」という選択肢がそもそもわたし自身の中にありませんでした。
パートナーの迷惑になってはいけない、家事をやらなくてはパートナーが怒り出すかもしれない…そんな風にすら思っていました。
しかしパートナーはわたしがそんな風に考えているなんて思いもせず、わたしの体調が良い/悪いにかかわらず、進んでゴミ出しや食器の片付け、時には食事の準備もしてくれました。
わたしはそれを「パートナーに家事をやらせてしまっている、このままではパートナーに怒られてしまう、嫌われてしまう」と考えてしまい、申し訳なさと罪悪感、見捨てられ不安でいっぱいでした。
わたしの体調が悪い時には「休んでいて、僕がやるよ」と言ってもらっても、字面通り休んでいると怒られるかもしれないという気持ちがぬぐえず、全然休めないのです。
しかし思うように動けないので、結局パートナーに頼らざるを得ず、わたしはパートナーにとにかく「すみません、すみません」と何度も謝っていました。
ある日、オロオロしながら何度も謝るわたしを見て、パートナーはちょっと寂しそうな顔をしました。
「ななちゃん、あのね」
わたしはパートナーに何を言われるのかちょっと身構えました。
『僕、謝られるよりも「ありがとう」って言って欲しいな』
わたしは一瞬固まりました。
パートナーの言った言葉の中にわたしを傷つける言葉が入っていなかったからです。
てっきり嫌味の1つでも言われると思っていたわたしは何を言われたのかわかりませんでした。
そしてわたしは大事なことをパートナーに伝えていないことに気が付きました。
「あ…そうか、わたし謝るばっかりでちゃんとお礼を伝えてなかったかも…」
わたしがパートナーに「ありがとう」と言うと、パートナーはにっこりと笑って「うん!」とうれしそうに返事をしました。
その後、パートナーに話を聞くと、当時わたしはとにかく謝ってばかりで「そんなに謝られるようなことはしていないのにな」と内心モヤモヤしていたそうです。
彼の場合は「謝られるよりもお礼を言ってもらった方がうれしい」『「ありがとう」の一言でやってもらった方は「やってもらってうれしい、助かった」という気持ちが伝えられるし、やった方はその気持ちが伝わって「やってよかったな」と思えるからそっちの方が良い』と思うそうです。
わたしはパートナーがどう思っているのかもわからないのに「家事をしないと怒られる、嫌われる」と決めつけて謝ってばかりで、やってもらったことへの感謝の気持ちを持って伝えることができなかったことが恥ずかしくなりました。
それからは申し訳ない気持ちがありつつも、何かしてもらったらまずお礼を言うことを心掛けるようになりました。
感謝の気持ちを伝えるという大事なことを思い出させてくれたパートナーには感謝しています。
今回のお話は以上です。
ほっこりするお話でしたね。
みなさんどうぞこの後は皮むきはちょっと手間ですが、ほっくりした食感と栗特有の甘さと風味が秋を感じさせてくれる甘栗でも食べて楽しくお過ごしください!
ではみなさん、良い1日を!
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