2人の間を取り持たなくていい
「なむどくにっき」にお立ち寄りくださりありがとうございます。
ななです。
今回は実家…母と父の元を離れて良かったことをお伝えしたいと思います。
わたしは実家にいた頃、仲の悪い母と父の間を取り持とうと何年も必死に立ち回っていました。
最初は仲の悪い2人が関わらなくていいようにと思って始めたことで、そうすれば「わたしは不幸だ」と言った母を救えるし、毎日聞かされる愚痴も減るかと思いました。
わたしは2人が求めているものを少しの言葉で把握し、前もって動くことができるようになりました。わたしの中でも、そして母と父にとってもその状況は常態化していきました。
そのうちもうその必要はないとわかりましたが「2人が求めるものが少しの言葉でわかる」というのはもはや癖になっており、その上母もそれが当たり前のこととしてわたしや双子の妹むむに「わたしが考えることをわたしが言わなくてもお前たちは理解していて当たり前だし、わたしがやって欲しいことをわたしに言われなくともやるのも当然だ」とハッキリと言葉にしなくとも遠回しな言い方、態度などで圧力をかけ、動くことを強要してくるようになっていました。
わたしはそんな母の態度や遠回しでわざとらしい言葉に非常にうんざりしていて、しかしやらなければ母は怒って怒鳴り散らし、ろくにコミュニケーションを取ることもできないとても面倒なことになるので、わたしはうんざりしつつも仕方なしに母と父の間を取り持ち続けていました。
もちろん母の父に対する愚痴は一向に減らず、毎日聞かされることももう飽き飽き、いい加減にしてくれと思うようになっていきました。
そんな家庭の中にいたわたしは実家を出て母と父の元を離れると、精神的にも体力的にも非常に楽になりました。
同時に、母と父の間にいることによってわたし自身の時間もそれだけ使われていたことに驚きました。
・母の機嫌を常に把握しておかなくて良い
・母が何をして欲しがっているのか考えなくて良い
・母と父のためにひょうきんなキャラクターを演じたり良い人ぶったりしなくて良い
・「今父がしたことで母が怒るのではないか」と考えなくて良い
・母が怒らないようにと先回りして何か行動しなくて良い
・母からの父への、父から母への愚痴を聞かなくて良い
これらすべてもうする必要もないし要求されることもないのです。
とても楽になりました。
実家を出てすぐは「お互い嫌い合ってる母と父でやっていけるのか?」と不安な気持ちはありました。(親か)
しかし仲が悪いのは2人でわたしではありません。
わたしは母と父のことは気にしないことにしたので不安な気持ちは捨てて、2人のことは考えないようにしました。
日常生活に嫌い合う2人がいないことはストレスも少なく、2人のためにかけていた労力や時間も自分やパートナーのために使うことができます。
それはとてもポジティブで充実したもののように感じられます。
母と父はわたしと血のつながった家族のはずですが、母と父の間を取り持ってきた時に感じていたのは今自分とパートナーとの関係に感じるようなポジティブなものはなく、ネガティブで充足感もない、給料も休みも終わりもない永遠に続く体力と気力ばかりが削られていく労働のようなものでした。
実家を出て、もうわたしは母と父の間に立って2人の面倒を見なくてよいのだと思った時は、うれしさと解放感、そして母と父に対するこれまでの怒りを自覚しました。
母と父に対する怒りの感情はまだ昇華できてはいませんが、母と父のために使ってきた労力も時間ももうわたしのものです。
わたしはわたしのためにその労力と時間を惜しまず使っていきたいと思います。
今回のお話は以上になります。
仲の悪い両親の間にいる子どもは本当につらい思いをします。
何年も母と父の間に立っていたわたしも本当はつらい気持ちだったのによく頑張ったと思います。えらい。
みなさんどうぞこの後は…あけましておめでとうございます!つぶつぶ小豆がたっぷり、焼かれたお餅が入ったほっこりあったまるぜんざいでも食べて楽しくお過ごしください!
最後までご覧くださりありがとうございました。
ではみなさん、良い1日を~!
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