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「100円均一じゃなくてもいい」

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「なむどくにっき」にお立ち寄りくださり、ありがとうございます。

ななです。

今回のお話は実家を出て今のパートナーと一緒になってからのお話です。


わたしとむむは双子です。
そのため、成長に伴う出費…生活用品や食費、学費、すべてにおいて倍のお金がかかります。
その上、わたしもむむも喘息にかかってしまい、その通院費や薬代、交通費なども2人分かかっていました。
母はわたしとむむを「金食い虫」とののしり、わたしとむむに対して「お金がない、お金がない」とため息交じりに頻繁に言っていました。実際、実家はあまり裕福な環境ではありませんでした。
そのせいなのか、わたしもむむも「お金を使うことはあまりよくないことだ」という考えが定着してしまいました。

わたしの場合、実家を出て母から物理的な距離を取ってもそれは変わりませんでした。
わたしは「お金を使うのはお金がもったいない」と思ってしまい、服や食器、食べるものに至るまで必要なものであったとしても、自分が欲しい物じゃない、こだわりたい気持ちを我慢してとにかく安い物しか買うことができませんでした。
心の中では「もっとこういうものが欲しい」「自分の好みじゃない」という気持ちはしっかりとありましたが、すべてにおいて「お金をかけることはもったいない」「とにかく安くしなくてはいけない」という気持ちが勝ってしまうのです。
なぜ「もったいない」と思うのか、なぜ「よくないこと」と思ってしまうのか、今では育ってきた環境が原因であることは理解をしています。
頭で理解はしています。けれどどうやって「お金を使うのはよくないことではない」という思考に持って行くことができるのかわかりませんでした。

わたしはよく必要なものはまず100円均一のお店を見るようにしていました。
探しているものがあればそれを買って、それで済ましていました。
ある日、わたしが「あれが欲しいなあ。100円均一で売っているかな」とひとりごとを言いました。
それを聞いたパートナーはうーん、短くうなって「絶対100円均一である必要はないんじゃないかな。100円均一じゃない物を買うのも良いと思うよ」とわたしに言いました。
「これから先も長く使っていくものなら、お金を払ってしっかりした物を買うのは悪いことじゃないと僕は思うよ」
そのパートナーの言葉はわたしの中に何の抵抗もなく入ってきて、わたしはあっさり納得できたのです。

「そうか、この先も使い続けるものなら、金額が高くてもしっかりして使いやすい物を選んだ方がランニングコストもかからないし、悪いことじゃないんだ…」
それからわたしは買うものの目的から100円均一で売られているもの、専門のメーカーなどで売られているものを比較して、考えてから買うようになりました。
100円均一で売られている物で十分だと思える物は100円均一で買いますし、こだわりたい物の場合は自分が納得できる値段と仕様の物を買うようになりました。
これは個人的な考え方ですが、値段が高ければなんでもしっかりしている、使いやすいということもないと思います。
買うものの目的やこだわり(材質や手触り、物の形の好み、値段など)によっては100円均一のものが良いということもあると思います。
これは何よりも自分が納得して買うことが一番だと思います。

今はこれまでの「お金を使うのがもったいない」という強い気持ちは完全に消えずにまだまだ残っていますが、以前よりも薄くなってきている気がします。
もともとあったわたしの「お金をかけることはもったいない」「とにかく安くしなくてはいけない」という考え方が「物によっては安いものである必要はない」「しっかりしたものである方が使い続けられて良い」という考え方に変わってきていることは、心理的に母から植え付けられた「お金を使うのはよくないこと」という考えから少し離れられてきているのかなと思います。


今回のお話は以上になります。
暴力性のないほっとしたお話でしたね!
まだまだ暑い時期、みなさんどうぞこの後はひんやり冷やしたのもまた甘くておいしい!冷たくても酒粕の香りでほっと落ち着く冷やし甘酒でも飲んで、楽しくお過ごしください!
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
ではみなさん、良い1日を!

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