自分のこと好き?
自分のことは好きですか?
この質問をするとたいていの人は、「好きでも、嫌いでもない」という言葉が返ってくることが多いと思う。
「好きでも、嫌いでもない」の状態ってどんなことをいうんだろうか。「この自分は好き!」と思える瞬間と、「この自分はめっちゃ嫌い!」と思う瞬間があるのか。それとも、いつも「好きでも、嫌いでもない」という中間の気持ちがずっと続いているのだろうか。
自分の事が好きの危うさ
自分のことが好きな人。一見メンタル的に安定しているように見えるけど、案外一概にそうではないみたい。
自己愛性パーソナリティ障害とは、自分の能力が高いと考え、他者からの賞賛を求めたり、他者を過小評価する、性格、特性の持ち主のことをいう。
そんな性格は実は極度の自信のなさからくる一つの自分を守るための術であることが多い。
自信のなさと自己愛は繋がりにくいと思ってしまう。
が、自分に受け入れられない所があったり、自己肯定感が極端に低いと、今度は自分を守る行動に出るパターンの人がいるんだって。
人間の生活において、いつも自分の都合よく行くことはありえない。
日々暮らす中で、仕事をしたり、人と関わることがあれば、必ずストレスを抱える。
自己愛性人格障害の人は、自分の失敗に対する他者からの批判に耐えられないほどのストレスとして認識されてしまう。
「好きでも嫌いでもない」が案外一番安定してる
自分のことが大好きな人、他者からの指摘を受け入れられない人。
こんな心の柔軟性が足りない人は自己愛性人格障害まではいかなくても、私の周りにも数人いる。
「人格」、「特性」、「パーソナリティ」というものが障害として認知されるか否かは紙一重なんだよな。
大抵の人は、冒頭でも述べたように、好きでも嫌いでもない。そんな認識を持つ人々。それが心の健康が保ててることが多いかも。
みんな、得意不得意がある。みんな好きな部分の嫌いな部分がある。自分にも、同期にも。上司にも。社長にだってもちろんある。
自分のあらゆる側面を見ることで、自分のことを好きになったり嫌いになったり、「好きでも嫌いでもない」に落ち着くのよね。
指摘されたら腹が立っても納得できなくても、一回自分の中に取り入れて、次また頑張ればいい。次は場所を変えて頑張ってもいい。
そうやって思える人は、そう思える自分に拍手。
自分の否を認められない人に遭遇したら、仕事の帰り道、その心の奥底の裏側にも注目してみてほしい。
絶対見せない隠して守ってる何かがちょっと見えてくるかもしれない。
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