【夏休み】宿題を継続して取り組めるようになるには
こんにちは。私はかつて不登校のお子さんとその親御さんのカウンセリングを行っていました。
夏休みに入ると、子どもたちから、宿題やる気にならないという相談が多かったので、前回に引き続き、夏休みの宿題をテーマにブログを書いていきたいと思います。
人間は「終わりの良い状態」をイメージすることで最初の一歩に取り組みやすくなる。それを活用して、前回は夏休みの宿題を計画的できるようになる最初の一歩の踏み出し方について、書いていきました。
今回は、踏み出したせっかくの一歩をどう継続していくかについて、少し考えてみたいと思います。
一か月以上も続く長い夏休み。
この長い道のりをモチベーションを失わず頑張る。
これは得意な子と苦手な子がいると思います。では得意な子はどんな気持ちで宿題を行っているのか。
その子は、無意識的に自分のモチベーションを維持する方法をいくつかのことを行っているのかもしれません。
①まずは計画
夏休みの宿題のような、長い時間をかけて少しずつ行うことは計画を立てることが大事ですね。なんだそんなことかと思うかもしれないですが、その計画の立て方もちょっと工夫をしてみてくださいね。
最初は一日一日の目標を考えるのではなく、1週間単位で考える。
この1週間で、どこまで進めるか。そしてこの日は何をするかという順番で計画を立ててみてください。中目標をたくさん作って最終的に大目標に到達するという感じ。
②計画には調整日をつくろう
計画は、だいたい予定通りにはならないもの。調整日というものをつくって、進まなかった分をやっつけるだけの日をつくる。
それは1週間の最後に作ってしまうと、調整日に大量にやらないといけなくなってしまう。
だから調整日は、3日に一回とか、週に1~2回できるだけ細切れに調整日を設けるといい。
③何回も計画を立て直そう
計画に無理があると途中で息切れしたり、できなかったときにモチベーションが急降下してしまう。
夏休みの宿題って夏の最初に気合を入れてものすごい計画を立てがち。
学校で配られる計画表には、8月の初旬ですべて宿題が完了してしまうようなスケジュール。私は、7月中に宿題を終わらせる計画を立てたこともありましたでも実際はその通りにいかない。
そうすると一気にモチベーションが下がってしまうんですよね。(涙)
大人でもスケジュールは予定通りに進まないことの方が多い。そんなときはなんかもスケジュールを立て何回も立て直しています。
だから最初から完璧なものをつくらなくても大丈夫。後で修正をすることを前提に計画をつくっていきましょう。
③嫌いな教科はやることを細かく書き出す
計画ができたら、最初の一歩を踏み出さなくてはいけませんね。
そんな時、好きな教科はやる気になる。でも、苦手な教科はやる気がなくなってしまいます。その時には、課題をこなすための行動を細かく書き出してみるといい。
例えば、読書感想文を書くとき。本を読み終わっていざ原稿に書いていこうとしています。これからやることを書き出してみると
・原稿用紙と紙を本と鉛筆を用意する
・紙に書きたいことの骨組みを書く
・紙に書いた骨組みに内容を付け加えて肉付けする
・原稿用紙に文章を書く
このような感じでできるだけ細かく書いていきます。そして、書いたことが1つ1つできたら、力を込めて線を引っ張ってみましょう。
なぜこの方法がいいかというと、苦手なことに立ち向かうとき、
「あれやらなくちゃ・これやらなくちゃ。でもめんどくさいな~やりたくないな~。」という思考が駆けめぐります。
これは、心理的に余計なストレスがかかっている状態。これは、集中力も途切れて余計に時間がかかったり、ミスが増えたりしてしまう。
だから頭の中の考えを先に紙に書き出してしてしまおう。それを見ればすべてが書いている状況をつくる。すると安心して一つのことに集中しやすくなる。
大切なのは、状態を見極めてモチベーションを高める方法を選ぶ
何となくやる気が起きない。自分の性格がもっとちゃんとしてればよかったのに。と思ってしまうのですが、ちゃんとやる気が出ないのには理由があるということをなんですよね。
ぜひ今年は夏休みの宿題を余裕をもってやりたいと思ったらぜひ挑戦してみてくださいね。
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