『時光代理人』の成功で、日本人の描くエセ中華漫画全部ダサくなった
私の中で圧倒的覇権街道を突っ走る『時光代理人Ⅱ』のおかげで、日本人が今まで描いてた、中国を舞台にした、なんちゃって中華漫画が全部滑稽なモノになった。
水滸伝とか道士にスポットを当てたようななんちゃって中華ロマンが、中国の現役クリエイターが魅せる圧倒的な現代中国サスペンスの台頭で瞬く間に幼稚化した。
日本漫画に登場する、語尾に「〜アル」とかつけるステレオタイプな中国人とか、中華マンとカンフーで無理にキャラ付けしてる拳法家、マジで中国人全員があれを描いてる作家馬鹿にしてると思う。
名前もシャオ・〇〇とかタオ・〇〇のパターンしか日本の作家の知識にはないから、『時光代理人』の程小時(チョン・シャオシー)とか陸光(ルー・グァン)みたいなネーミングが物凄くカッコよく映ってる。
他にも作中の街並みとか、繁華街っぽさは多少あるけど、我々がイメージする感じのものではなく、どれも現代的だし、チャイナ服着てる奴とかも勿論いない。
そりゃそうだろ、私たちだって普段着物着てないんだから
つまり、いつまで西遊記とかジャッキー映画みたいな中国イメージで止まってんだよって話。
キングダムとか三国志とかまあ歴史物はまだ許せるが、歴史ものの中華作品(しかも日本人執筆による)にしか触れてないから、いざ作品の中に現代中国人キャラを出そうと思うとラーメンマンみたいなコテコテの奴しか出てこない。
ブラピのブレットトレインとかワイスピ3とかでこんなの日本じゃないとか言ってた連中が、俺はちゃんと取材してるから描けるみたいな自惚で全く筋違いなものを描いてる。
韓国アイドルだけ見て韓国って美男美女揃いの国とか思ってるヤバい日本人と同列。クリエイターのくせに。