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250119/ロザリオの詩

ロザリオのやわらかい輝きが
あなたの優しさに似ている

穏やかな声に焦れったくなる私は
まだまだ子供で悲しくなる

あなたの消失する日
私もまた揺れて消える炎

首からかけたロザリオを
いじる癖が直らない

いつまでもいつまでも
あなたの存在に慣れられない
いつかくる離別
さよならの音を聴くこと
耳を撫でる声が
とても好きなのです

愛してるとは言えない
そんなに大人ではない
愛を知らない
恋しか知らない

雪が降り出しました
あなたから譲り受けた
このロザリオ
握りしめると
こころにともる灯り

とてもあたたかい

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