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12月27日 相場見通し

為替について

ドル円は1ドル=158円近辺で推移し、5カ月ぶりの円安水準。日米金利差拡大を見越した円売り・ドル買いが優勢。27日には日銀の金融政策決定会合の「主な意見」が発表予定であり、利上げに慎重な内容が含まれる場合、さらに円安が進む可能性がある。


アメリカの動き

  1. 株式市場:
    ダウ工業株30種平均は5日続伸し、28ドル高の4万3325ドルで終了。ナスダック総合指数は反落、ハイテク株に利益確定売りが発生。クリスマス明けで取引参加者が少なく、方向感に欠ける動き。

  2. 経済指標:
    週間の新規失業保険申請件数は21万9000件で市場予想を下回り、労働市場の堅調さが確認された。米長期金利は一時4.64%まで上昇したが、後に落ち着き。
    利下げペースの鈍化が懸念材料となり、主力株の重しに。消費関連銘柄は堅調、エネルギーセクターは弱含み。


アメリカ経済指標の結果

  • 米新規失業保険申請件数:
    21万9000件(前週比減少、市場予想の22万5000件を下回る)。労働市場の底堅さを反映 消費者関連指数が堅調を示すも、FRBの利下げ慎重姿勢が相場全体の抑制要因となる。


今日の日経の動き予想

日経平均株価は続伸が予想される。円安進行が輸出関連株を支える。年末特有の薄商いで、投機筋の売買による値動きの大きさに注意が必要。日経平均先物は夜間取引で210円高の3万9700円で終了。上値目処は3万9700円、下値目処は3万9400円程度。

注目ニュース

ディー・エヌ・エー:スマホゲーム事業が大幅な業績上昇を記録。10~12月期の売上収益が前年同期比で約2倍となる見込み。

国内動向:日銀の意見公表:利上げ慎重派の意見が多数となれば円安が進行。

東京都区部のCPI(12月):市場予想を上回る結果なら、日銀の政策変更を促す可能性。


円安進行が日本市場の輸出関連株を支える一方、年末商いの薄さと為替市場の不透明感が注意点となります。米国市場では利下げ慎重姿勢がハイテク株に利益確定売りを誘発し、影響が日本市場にも波及する可能性があります。ディー・エヌ・エーの好調な業績や日銀の動向が注目ポイントです。必要に応じてさらなる詳細を提供いたします。

続きは8時半から生配信のyoutubeライブで解説します


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