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「沼らせる」とか言う男は辞めておけ

1.“嫌い”な言葉いくつかの"嫌い"な言葉がある。 「沼らせる、沼る」「元カレ、元カノ」そして「嫌い」 他にもあるが代表的なものはこの3つ。 先に断っておくがだからと言ってこれらの言葉を使用している人を蔑んでいるわけではないし、その人に対しての何かを変えるといったようなことはない。 ただただ、自身はこれらの言葉を使うことを好まない、という話であることを重々、前提として読み進めていっていただきたい。 そもそも我々人間が話す時に行う言語選択というものは非常にその判断軸が曖昧な

    • 「コンテンツ化された恋愛」への嫌悪感

      何故愛に心が躍るのか いつの日からか、人と人との関係性を結ぶために行われる「恋愛」をコンテンツ化しているものに対して嫌悪感を感じるようになった。それは文章や、漫画などのエンタメ類、「恋愛」を人生を彩る一つのコンテンツとして扱う「人」に対してなんだと思う。そして、それを自覚した後でもまんまとその「コンテンツ化された恋愛」を、エンタメとして楽しんでしまっている自分に対しても。 思えば私は小さいころから「コンテンツ化された恋愛」の楽しさを享受してきた方だと思う。気づけば魅力的な

      • 人の平均値を考えた

        1.この文章は3分で読めます。(嘘)いつの頃からか、その一年で思考する答えのなさそうなテーマを決め、自分なりの納得する答えを出す、ということを続けている。 ぱっ、と思い出せるものでいうと「劣等感」「怒ることと叱ることの違い」 などなど。去年でいうと「愛」について考えていた。 そんな僕が今年一年を通して考えていたことが「人の平均値」について。 大体の人間はいつの間にか所属している(させられている)コミュニティに属しており、大人になればなるほどそれは自身と似たような人が集まっ

        • 人は人を乗り換える。友達も、恋人すらも。

          こいつまたなんか言ってるよ。「人との繋がりは、互いが続かせようという意思が なければなくなってしまうものである」 そう、神にでもなったつもりか、というようなゴミは言っていた。 まぁ仮にも神に近づいた、と思ってそうなぐらいのやつだから、間違ってはないんだろう。少し考えてみると確かに僕たちみんな人生のそれぞれのステージで付き合う人が変化していく。 家族から始まり、小学校、中学校ぐらいまでは大きな変化はないが、高校で全くの新しい環境に身を置き、専門学校や大学、就職、そして新たな家

          愛から逃げた。愛を知らなかったから。#3 かつて「愛されたかった」君へ

          ◎私は君を知っている 正しく愛することも難しく、正しく愛されることも難しい。 でも、愛されたくて、愛したい。 生きているとそんなことばっかりで、どうやら偉いらしい人は「日々の努力」みたいな簡単には手に入らないものとか「長期的展望」とかが大切だ、と言い、短期的でインスタントに手に入れることができてしまうものは、価値のないものだと言っている。 そんな偉いらしい人へ。 そんな強くなれねぇんすよ。 寂しかったら人肌を求めちゃうし、一夜限りのあれやこれも、その場しのぎの何が悪いん

          愛から逃げた。愛を知らなかったから。#3 かつて「愛されたかった」君へ

          愛から逃げた。愛を知らなかったから。#2 愛されたい。誰かに、愛されたい。

          ◎愛されたことはあるか 「誰かからの愛を一身に受けたことがある」 そう言い切ることができる人がはたしてどれくらいいるのだろうか。 無条件で無尽蔵。その愛に疑念を持つ瞬間すら訪れず、安定や安心、みたいな不安という概念無しには成り立たない言葉では陳腐に感じてしまうほどに、存在を疑うことがない。そしてそんなことが脳裏によぎることすらもない。 そんな愛を受けたことがある、そしてそれを自覚している人。 そんな人がいったいどれほどにこの世にいるのというのだろうか。 全員が全員とは言

          愛から逃げた。愛を知らなかったから。#2 愛されたい。誰かに、愛されたい。

          愛から逃げた。愛を知らなかったから。#1 愛することを許されたい

          ◎はじめに 今回のはぜーんぜん創作でもなく、だからと言って実体験書くわけでもなく。最近深く考えたことについて誰かに聞いてもらいたくて。でも、誰かに聞いて、って言えない人間なのに言いたい欲だけは醜く持ってるので。文字で読んでくれる貴方に、ちょっと独り言を聞いてもらえたらなって。気持ち悪くてごめんなさい。 ◎世の中には誰かを愛する喜び、というものが存在するらしい。 人は誰かを愛したい、という欲があるらしい。 愛を享受するわけでもなく、愛したからと言って自分に見返りがあるわけ

          愛から逃げた。愛を知らなかったから。#1 愛することを許されたい

          酒のんだ時とsexしている時だけ好きという男は全員くそって話

          いつからだろう。好きを言ってくれなくなったのは。 こっちがハグして好き、と言っても微笑んでるだけ。 帰り際に「今日もありがとう。好きだよ。」 と言っても「ありがとう~!」 だけ。 でも友達とお酒飲んだらたまに電話してきて「好きだよ~~~」って言ってくれる。 一人暮らししてる家においで、って言われて、ご飯作ってあげた後に「今日泊ってくよね?」って言ってベットの上で好きって言ってくれる。 LINEは私の方が早く返しちゃうけどそれなりには返事くるし、性格的に浮気はして

          酒のんだ時とsexしている時だけ好きという男は全員くそって話

          何回言ってもワイヤレスにしなかった元恋人が、今の恋人から貰ったair pods proをストーリーにあげてたって話

          「誕プレで貰ったw一生大切にする!」 ストーリー特有のかくかく繰り返されるエモートに、真紅の綺麗なネイルが写りこんでいた。 なんてことはない。普通のよくあるストーリーだ。別れたのなんてのはとうの昔も昔。それ以降特に連絡を取ることもなかったし、私もそれから何人かと付き合った。                                   でも、その男たちとは何故か半年過ぎたころに別れる。私から別れを告げる時もあったし、さよならを言われることもあった。そのたびに傷ついた

          何回言ってもワイヤレスにしなかった元恋人が、今の恋人から貰ったair pods proをストーリーにあげてたって話

          暴力クレーマーを勇者としてかっこよく討伐した話 【後編】

          成人男性、還暦男性にビビって失禁。                    社会的抹殺。                               今後の人生お先真っ暗。                          これからどうやって生きていけばいいというのだろう。 色んなことが頭を駆け巡ったけど、漏れてなかったです。大丈夫でした。いやまじだって。ほんとに。その後ちゃんとトイレいって確認したし。まじまじ。 実際はビクッて体のけぞった。でも店長全然動じてなかった。なん

          暴力クレーマーを勇者としてかっこよく討伐した話 【後編】

          暴力クレーマーを勇者としてかっこよく討伐した話 【中編】

          喧嘩なんてろくにしたことない。人を本気で殴ったこともない。友達と河川敷で友情を拳で確かめあったこともないし、ましてや親にすら殴られたこと……いや殴られたことあるな。(DVではないです。こちら100%の純度で悪いやつ) そんな僕が怒りに任せて今にも暴力を振るってきそうなそいつの前に体を投げ出した。 「落ち着いてください」 そいつの前で手を広げ、凛とした声でそいつの前に立ちふさがった。 そいつは鼻息荒く興奮した様子を見せていたが、いきなり表れた男に怖気づいたのか特に何も言

          暴力クレーマーを勇者としてかっこよく討伐した話 【中編】

          暴力クレーマーを勇者としてかっこよく討伐した話 【前編】

          そいつは昼下がりのお食事時も過ぎたころ、特になんの前兆もなくふらっと現れた。                                齢恐らく70~80。無駄に原色に近い赤の服と何十年使ってんだ、ってツッコミたくなるようなヨレヨレを越してヘナヘナな帽子をかぶっていた。 まずそいつは店頭で呼び込みをやってくれていた、やたらへそと胸を出す服をよく着るバイトのアネキ的存在、通称「はるかさん(偽名)」に怒鳴った。 「くぁwせdrftgyふじこlp;」 まじで何を言ってるの

          暴力クレーマーを勇者としてかっこよく討伐した話 【前編】

          2月に惚れて、3月にラブレター出したら振られた話

          必死で書いたラブレター 何度も何度も書き直した 大本命の思いを胸に 思いの全てを筆に任せた 気合いを入れて、用意して 添削頼んで清書した 君さえ僕に気づいてくれたら 他の誰も、いらなかった それほど君に、恋してた そんな君は冷たく一言 「今後の活躍、祈っているわ」 その日、僕の恋は終わった あまりに唐突、あっさりグッバイ 僕の生きる希望が消えた その時、保険の君が言った 「一度あたしと会ってみない?」 求められて、嬉しかった。 傷はまだまだ癒えないけれど

          2月に惚れて、3月にラブレター出したら振られた話