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おいしいという安心
先日、2021年に漬けた梅干しを、食べ終えた。
まだ、2022年と2023年の梅干しが残っている。
それなのに、2024年の今年、また梅干しを漬けた。
消費が追いついていないのに、欲望だけで仕込まれた梅干し。
少し罪悪感がある。
暑い日が続き、ほぼクーラーの効いた涼しい部屋で過ごしても、どこか体調はすぐれない。
「塩分やし、クエン酸やし」
なんか良さそうという理由で、毎朝2023年の梅干しを食べるようになった。(2022年はあとひと瓶なので、なんとなく温存。)
おいしい。
毎朝、ただそれを噛みしめる。
体調は、絶好調でもないけど、なんとなく悪くない。
大切に消費してきたから、こんなふうに贅沢食いすることへのためらいがあったが、こういう贅沢もあるのかという新発見もある。
いろんなサプリメントや漢方を、新たに検討するより、私にはシンプルで受け入れやすい。
夏が終わるころ、まだ「なんとなく悪くない」と言っている自分が想像できるのも、悪くない。
そんなわけで、継続中。
そして今日、非常食にも良さそう、という新たな発見。
なんだか不安で、夜遅くに、非常持ち出し袋の中身を、全部出して元に戻す。
ポータブルラジオを、衝動買いする。
そんな情緒不安定な日でも、おいしいものがそこにあるということは、わたしを安心させてくれる。