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うさぎとレモンに恋をする


冬だ。柑橘が恋しい季節になってきた。秋が終わってからというもの、スーパーの果物売り場にはみかんが登場しはじめ、気付けば正月前には全国各地のみかんが揃っている。私の大好きな広島のレモンや愛媛の紅まどんなも、冬にしか出会えない貴重な柑橘だ。

そうだ、食いしん坊として現地に赴こう。ということで、遅ればせながらも年末年始の休みに冬のしまなみ海道を旅してきた話を思い出しながらつらつら書こうと思います。


生口島にたどり着く

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この感じ、「柑橘王国に来たな〜!!」って思う。ここの直売所ではレモンを購入。

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カゴがたくさんつまれてる感じとかもは〜〜柑橘王国だ〜ってなる。


お目当てのレモン谷

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柑橘の果樹園が広がる谷。生口島に来たかったのは、国産レモンの生産をほぼほぼ担っていると知ったゆえ。ここのレモンたちのおかげでいつも安心してレモン果皮を使えていると思うと感慨深い。

夕暮れ時のレモン谷と海、綺麗だったなあ。

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これは海にはしゃくよく食べる人。いつも一歩間違えたら死にそうなところを平気で歩くので内心ビクビクしている。この人と過ごしていると肝が据わる。

美しきレモンたち

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谷の下の方ははっさく、上に登るに連れてレモンの木々になっていくのが面白かった。にしても本当にレモンが美しい……。大切に育てられているのをひしひしと感じた、幸せな時間だった。


大三島へ

大久野島への便がある島である。盛港に行く前に寄ったのがこちら。

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ここは前も訪れたしまなみ海道の道の駅。道の駅に行くのが旅の楽しみなのでね。

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おや……?

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紅まどんな……!!おまえさん……!!

紅まどんなとは、柑橘王国愛媛が誇る、めちゃくちゃ美味しい合法果実である。

去年はこの通り通販で取り寄せてゲットしたのだが、あわよくばこの旅でゲットしたいと思ってたがまさか……!ここで会えるとは……!!

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愛果28号って書いてあるけどこれはれっきとした紅まどんな、農協の商標登録の関係で紅まどんなとは名乗れないけど美味しさは確約されてる、と鼻息荒く語ると、よく食べる人が「ジェネリックだね」と言っていた。まあ……あながち間違ってはいない。

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そんな熱弁にほだされ、よく食べる人は小ぶりのものを一袋購入して「お腹すいた」と言って船の中でつまんでいた。半分もらったけどやはり美味しい。「何十個にひとつあるかないかのめっちゃ美味い当たりみかんの味……!」と揶揄していた。当たりが百発百中で来るみかんということだろうか。


旅の収穫

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このために冬のしまなみ海道を訪れたと言っても過言ではない。紅まどんなとレモンをゲット!感無量である……!!(他にも色々買っちゃったてへへ)今年は通販で買わずして現地で手に入れることができて嬉しい。コミケって行ったことないけどこういう感覚なのかな……?


まずはお待ちかね

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紅まどんな、切った瞬間のこの果肉の詰まり具合にノックアウト。一年ぶりだね。日本一贅沢なデザートがここにある。

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お、お、美味し〜〜〜、、今年も働いてて良かった〜〜〜!!!

ほんとにほんとに美味しい。なくなるのが悲しいくらい美味しい。家族4人で美味い美味い言いながら食べた。ちなみにnoteでだけ白状するが、こっそりひとりでも一玉食べた。

余談だが、よく食べる人が後日友人の家に遊びに行った際に果物屋さんで買った紅まどんなを持って行ったら、つわり中の奥さまも美味しいと言って食べられたらしい。美味しい果物は妊婦を救う(人とその日の体調にもよるが)。こうして合法果実の輪が拡がっていくのだろう。


さあ、レモンを削ろう

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メゾンボングゥのレシピ本より、エリテ・シトロン。満を辞して取り掛かるとしよう。

レモンはさすがに紅まどんなのようにそのままは食べられないので削ろう。恨みはないけどハゲさすぞコラァ。

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この皮がうまいんだよな……不思議だ……。

このレモンを使ってサブレを作るとしよう。

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バターと粉をすりすりして、レモン果汁でつなぐレシピ。

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果汁もストレート100%だよ〜🍋レモンづくし。このあと生地をまとめてのしていく。まとめるのに手こずって少し練ってしまった…!

最近買ったこいつ、ホームセンターのパイプ売り場にあったもの。内径30mmの円柱である。

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このパイプに生地を通すとちょうどよいサイズになる。欲を言えば、もう少し長いのが欲しかったな……。このまま冷蔵庫でおやすみなさい。

グラニュー糖ころころ

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アイスボックスの洗礼。グラニュー糖ころころ。

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160℃で20分焼成。レモンの香りが飛ばないよう細心の注意を払う。

完成

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焼き色はセーフって感じ?ほんとはもう少し欲しいかも。味見がてらいただいたら、ちゃんとレモン残っててガッツポーズ。バターたっぷりレシピなので美味しいな〜!でも少しめが詰まってる感じなので、まとめるときにさっと成形してもっとサクホロを目指したい。

ホーローへすっぽり

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やっぱりアイスボックス、均等に作れないな……。頑張ったつもりだけどまだいびつ。成形も苦手だし、切る時にザクッとした瞬間底の部分が変形して少しひび割れてるんだよな。課題多杉くん。またリベンジしよ。



おまけ🐇

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おまけというか、ある意味本題である。しまなみ海道を訪れたのは柑橘のためと、そう、大久野島に行くためである。つまりうさぎに会いに我々はここまで来たのだ。神奈川と愛知から!

とにかくうさぎを見てくれ。

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にんじんとほうれん草を持ってったのだけど、うさぎによって好みが分かれる…!特にほうれん草は差し出してもぷいっとする子が何匹かいて「自我がある…かわいい…!」と悶えていた。にんじんはどの子もモリモリ食べてた。

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ご時世が少し落ち着いた合間に来れて良かった。来るたびにまた行きたくなってしまう不思議な島だ。

そんなうさぎとレモンの旅でした

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は〜。ぷいっとされるのもたまらない〜。

数年ぶりのうさぎ島、しっかり堪能しました。うさぎたちにごはんをたくさん食べてもらえて嬉しい。ここのところ一気にご時世が落ち着かなくなったため、また旅に出かけるのもおあずけになるだろうけど、いい冬の思い出がひとつできて良かった。レモンは保存もきくのでのんびりおやつに活用しておりますゆえ、週末レモン活動が今年もまた幕を開けています。やー、楽しみ楽しみ。




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