2010年の豊島(てしま/瀬戸内海)
j-waveから聞こえてきた「瀬戸内国際芸術祭2010、豊かな島と書いてteshimaと読むんです」。ゲストは「豊島の漁師さんとすごく仲良くなって」というさわりだけで、話題は移りました。
それでもゲストが「豊島で日本の未来を見た」、というくだりは聞き逃せません。豊島事件の当事者として産廃跡地で視察対応してくださる石井亨さん(公害調停の選定代表人の一人、著書<もう「ゴミの島」と言わせない>)は、「豊島は日本の縮図」と言います。日本の未来に起こることは、今この豊島でおこっているという論です。離島、不法投棄、過疎地、高齢化、社会福祉。豊島の檀山(だんやま)で瀬戸内海を360度見渡しながら、島の規模から日本全体をイメージする石井さんの講話は、ぼんやりと過ごす日常に電撃が走ります。
さて、ゲストは2010年の豊島とつながりがありそうです。アーティスト・イン・レジデンスのような滞在で作品を制作して、今も豊島をネタにする「何か」を見つけたのか、単に豊島を消費しているのか。
作品は032 ノリとたゆたう。
大阪芸術大学豊島アートラボ
当時のリーフレットを転載させていただきます。
瀬戸内国際芸術祭2010
THE HIDDEN STORY → https://bit.ly/3QELtYI
#jwave
「漁師は誰と仲良くなったんだろう」と、ゲストに興味を持って検索していくうちに、唐櫃(からと)地区の海苔養殖や漁業について知りたくなりました。
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