空撮出張@北海道 4日目
お疲れ様です!やんもです!
朝5時起床。6時半時点でマイナス15℃。
喫煙所の灰皿に張った水はもちろん凍ってたぜ。
本当にGoogleマップで見て欲しいんですけど、野付半島っていうのが北海道にはあってですね。えー!こんなところに道作っちゃったの誰ー!って感じでした。
インサート撮影
昨日も阿寒湖に行ったけど、より良い映像を求めて制作班は朝から阿寒湖へ。
私たちドローン部隊は、演者さんの泊まったホテルとそれ越しの朝の阿寒湖の撮影を行いました。
阿寒湖の撮影は、湖なので勿論電線もなく、木もなく障害物もなし。割と広い湖だからどんどん遠くまで行ってしまう。
今日飛ばしているのはDJI Mavic 3 Cine。
なんと、このマビックさん、フルセットを買おうとするとお値段、583,000円!!
買えないですよね、一般人には。。。
機体は黒っぽいから、空を飛んでいると目視しやすいけど、低めで飛ぶと奥にある葉っぱのない木が生い茂る山と色が重なって見えづらくなった。
機体はこの寒い中、どんどん飛んでいくんだけど、飛行中は結構ふらつく。それでもジンバルが効いてるから映像自体はブレてないところが、やっぱり凄いよDJI。
私も人生、ジンバル効かせてブレない生き方をしたい。(なにそれ)
ニュー阿寒湖ホテルに着いて「ホテルがシャンシャンしとる!シャンシャンしとる!」って師匠が言うから、なんのことかと思ってホテルを見たら、最上階に大きなシャンデリアが3つありました。
ホテル本当にシャンシャン、してますね、師匠(笑
シャンシャン。。。
ホテルからの阿寒湖の撮影は、試しに操縦をさせてもらいました。
せっかく来たんだから、1回くらい操縦させてやるっていう師匠の優しさが嬉しかったです。(そう言われてないけん知らんけど、多分そう笑)
ホテルの建物の真ん中くらいの高さから、建物の45度上くらいの高さまで上昇、少し前進しつつホテルの奥に広がる阿寒湖を映す。
ドローンで景色を撮影するときは、最後の画角を決めておくこと。
今回はホテルよりも阿寒湖が主役なので、画角的には6〜8割を阿寒湖、残り空くらいの割合で撮っていく。なんでも文章にしたくなる性格だから、そういう撮影のコツみたいなのを説明出来ないとなんかモヤモヤしてしまう。
撮影のスタート地点についたら機体を目視確認。進行方向、または周辺に障害物はないかを自分の目で確認すること。当たり前だけど、墜落させないように細心の注意を払うこと。
操縦する前に、今回はホテルが被写体なのでピントを合わせる。
この操作はiPhoneで写真を撮影するときと同じで、プロポ(ドローンのコントローラー)の画面に映るホテルをタップしてピントを合わせる。
そして必ずRECボタンを押して動画を撮り始める。ちゃんと録画が開始されてるかどうか確認してから、操縦を開始すること。
最終地点まで到達したら、RECボタンをすぐに終了させずに、10秒くらい機体は動かさずそのままの位置で撮影を続けること。
これは素材としてこの動画を渡した後に、クライアントさんに好きなタイミングでカットしてもらうため。
動画編集をしてる人なら体感したことあるけど、編集をしてて「あと数秒尺が長ければ〜」みたいな微妙な尺足らずな時ってたまにある。
ドローンでの空撮はナレーションも入ったりするので、風景の動画の前後、特にあとは少し長めで撮っておくと制作する人に喜ばれるらしい。
喜ばれるというよりも、助かるというか、適当なところでカットして次!みたいな、あと少し尺が〜って思わなくて済むって感じなんだと思う。
自己満の綺麗な風景の空撮を撮るのは趣味で。仕事の依頼として空撮をするなら、制作側への配慮も含んで撮影しないといけないって言うのが学びでした。
何でもそうなのかもしれないけど、相手、お客さんの欲しい動画とそれプラスアルファ若しくは気づかれないような配慮を含んだ動画素材を渡すってことを学びました。
当たり前のことかもしれないけどね。
野付半島へようこそ
今回の目的は、この半島に住んでいるシカさんたちです。人に慣れているのか、結構近くに行っても草を食べ続けるシカさんたち。
ご覧の通り、半島の内側は凍っていて、普通に歩けちゃうくらいしっかり凍ってます。半島の外側はほぼオホーツク海で、波がバッサバッサしてました。
中学の時に歴史でなんか習ったなと。樺太、択捉(エトロフ)、国後、歯舞、色丹。北方領土。そんな教科書に載っているところに実際来るなんて、人生は本当にわからない。
こちらも障害物といえば電線くらいで、電線以上の高さで飛ばせば四方八方飛ばしまくれます。国後島が肉眼で見えちゃうくらいロシアが近くにあったので、爆弾を積んでないからいいけど、あんまりロシア側に飛ばすと事件になるのかなと少しソワソワしました。
SDカードとmicroSDカード
撮影とは別に、データの書き込みについて教えてもらったので共有します。
ドローンにはmicroSDカードが入るところがあって、そのデータをパソコンに移して、外付けSSDに移します。ドローンはいつ墜落するかわからないので、バッテリーとmicroSDカードは細かく交換します。だから、microSDカードも結構な枚数持ってないといけないんです。
そのmicroSDカードも、転送速度が早いものを選ぶ。
選び方がわかりやすいサイトがあったので、詳細はコチラでご覧ください。
で、私も知らなかったんですけど、microSDカードをSDカードに挿して、パソコンに挿すけど、そのSDカードにも転送速度があるらしく、それも早いものを選んでいるのだそう。
なに使ってるか写真を撮っておけばよかった!すみません!!
とにかく、ドローンで撮影した動画はその日のうちにパソコンにバックアップを取って、外付けSSDに移して、制作の方に渡す。
USBにも違いがある
参照元:SANWAさん
パソコンのUSB挿すところに、色の違いがあるのを私はこれまで知りませんでした。よーく見ると白いのと青いのがあって、青い方が速度が早いそうです。転送速度が白に比べて青の方が約10倍早いそうです。
ドローンで撮影した動画は4Kで、動画自体も重たい。できるだけ早くデータを渡したいので、こういうSDカードもUSBもケチらず、転送速度が速いものを選ぶことを学びました。
とにかくお金がかかるよ、ドローン空撮。
(番外編)人生に失敗などない
ネイチャーセンターには、このように動物のハクセイがいっぱいありました。ツルとかアヒルとか。そのなかでも、私を惹きつけたのがこのゴマアザラシ!笑
どう見ても失敗やろ!!!
後輩「先輩、ゴマアザラシ、でっ出来ました・・」
先輩「お前ー!あれだけ言ったやろ!仕上げの目は絶対気を抜くなって!!」
後輩「すみません!すみません!」
先輩「あーもう!しゃーない!自信満々の顔で、納品してこい!」
後輩「すみません!!」
先輩「ハクセイのプロの顔やぞ!これが完璧な剥製です感、出すんやぞ!!」
って下り、絶対しましたよね?ハクセイのプロの方。もう後戻りが出来ないから、このままでゴマアザラシを納品しましたよね?
ハクセイってたまにこういうのがあるから好きです笑 なんか人間味を感じる。
そんなしょうもない番外編でこの日は終わります!ホテルはベットだった!!
最後まで読んでくれて、ありがとうございました!!