病気になったのは不幸なのか
白血病になったからこそ世界が広がった
私はそう感じています
もちろん発覚した直後は
今まで通り働くことができるのかな…
いつまで生きてられるんだろう…
娘に辛い思いをさせるんじゃないか…
そんな答えのない問いや不安が頭をめぐることも多々ありました
辛くないかと言えばそんなこともなく辛い気持ちにもなったし
泣くことがなかったのかと言えば
病室で娘とのテレビ電話を切った後は毎回涙が出ました
それでも初めて入院したことで
心の底からそんな感情に触れられたのは初めてだったし
一時的な制限がかかることはあっても
見える世界は広くなったように感じました
10万分の1を引いた私は
ラッキーなのかもしれないとさえ本気で思いました
患者経験自体に価値がある
少し話は横道に反れますが
がんサバイバーになったこと、そしてコーチングに触れる中で
を目指していくために自分ができることは何か
を考えていくようになりました
コーチング(対話)を通して
一人でも多くの人が生き生き過ごせる毎日のきっかけになりたい
という思いが芽生えてきてはいるものの
自分の経験がどこまで誰かの力になれるんだろう
自分の経験談が病気と闘ったり向き合っている人の不安を煽ってしまうのではないか
そんな不安と常に隣り合わせでもあります
そんな時に
家族と共にがんと闘った方から教えていただいたこんな言葉が
私の胸にはものすごく刺さりました
この言葉を届けてもらったこと
本当に感謝しています
そして、天野慎介の記事とも少し通ずるところがあるかもしれません
私の場合は希少癌と呼ばれる部類に入っていることもあり
情報がまだまだ少ないこともある
病気と向き合う本人だけでなく
その家族や大切な人の心にも寄り添っていくことが
生き生きと生きられる毎日に繋がっていくはず
そんな思いを胸に
できることは何かを自分自身でも問い続けながら
誰かの力になりたいと思う今日です
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