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なかなか本屋へ行けない現状が悲しい

自分は活字中毒ではないかと思う。

本はもちろん、新聞でも何かのパンフレットでもいいから活字を欲する。

これがまた紙に書かれた文字がいいのだ。

本棚にきちんと整理された背表紙が並んでいると実に満足。

その中から今日は何を読もうかと選ぶのは至福の時。

新刊を手に入れ、夢中で読み、読み終えた時の、あぁ読んでしまったという淋しさと、読み終えた、面白かったの気分。

時に淋しさが上回る時もある。

先日読み終えた時はそうだった。

自分が今、一番行きたくない人々の中へ行って、レジに並ばなければ、次の本は手に入らない。

どうしても行けないならば、ネットで注文するのだが、困ったことに、私は本屋も大好きなのだ。

なので、後でまた体調がぶり返してしまうとしても、本屋へ行ってワクワク本を選んで来なければいけない。

最近は体調を考えて、少しまとめて買ってくるのだが、ずっと以前職場の上の階が本屋だった頃は、毎日本屋へ行っていた。

図書館の独特の本の香りや雰囲気も好きで、学生時代はよく図書委員になって、毎日図書室に行っていた。

それよりも新しい本が並んだ本屋が堪らなく好きだ。

それなのに、現状はその本屋に長居するのも、あまり調子がよくなくなって来てしまうのが辛い。

新しい本を読み進んでいく快感。

その世界に入り込んでいく事の素晴らしさ。

それを何かで突然叩き切られる様に中断させられる衝撃!

紙の本じゃなきゃいけない。

あのページをめくる感覚がなくなったら楽しみは半減してしまう。

趣味、読書とはあまり書かない。

趣味と言うよりは、もっと必要なもの、例えば誰も趣味はコーヒーを飲むこと、などとは書かないのと同じこと。

今は家にある本は全て既読になったので、体調のいい日に覚悟を決めて、本屋へ行かなければならない。

大好きな場所へ行くのに、こんな気持ちにならなければいけないとは。

完全復活へはまだまだ遠そうだ。

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