やっぱり本が好き
台風接近中。
朝から雨が降ったり止んだり。
昨日までずっと風が強い日々が続いていたので、特別風の強さは感じない。
何故かやたらと午前中は眠く、夜でも寝付きはさほどよくないのに、フッと眠りに吸い込まれてしまう、そんな感じだった。
天気のせいもあるのかな?
しかしそんな眠気は午前中だけ。
午後は段々雨が降っている時間も長くなってきて、特別に何かやらなきゃいけないこともなく、もちろん外作業も夕食材料に雨の隙をついて、オクラと大葉を収穫した程度でおしまい。
さて、何をするか。
読書だ!
ここ何ヵ月か新しい本を買わず、家にある本をシリーズ一気読みを次々とやってきた。
今はちょうどあるシリーズの最終巻を読みかけているところ。
この作家さんの作品は、普通上下巻を分けるだろうって長さの本を一冊にしちゃう。
だからこのシリーズの何冊かも、文庫本なのに手が疲れる程重い。
最終巻も800ページ近い。
夜読むと夜更かしの元になっちゃうけど、こういう午後にはもってこい。
と言うことで嬉々として読み始めた。
前半は東京都庁、後半は海ほたるが舞台になる。
もう数えきれないほど読んでいるので、すっかりストーリーはわかっていてもワクワクする。
親しんでいるだけに、世界にどっぷり浸かり混み、登場人物もよく知る仲間みたいな気分になれる。
事実このシリーズを読み初めて、夢の中でも何度か会っている位。
こんなに長いのに、読むたびに心踊るし、細かな所を気付かされたり、一々納得しちゃう。
こんな作品を書き上げるって凄いなぁ。
夕方台風のニュースで、たまたま今日の海ほたるの映像が出てきたから妙に親しみを覚えてしまった。
これで都庁前なんか出てきたら最高だったんだけど。
時折、現実に戻りきれず頭が本の世界を彷徨ったままになってしまうこともある。
おっと危ない。
今日はまた別の形で本に引きずり込まれる所だった。
こっそり苦笑する。
本の世界は魅力的。
スッと世界に入り込んでしまう本に出会うと、もう一種の麻薬みたいなもの。
どうしてもその世界に戻っていきたくなる。
趣味読書と言うよそよそしい言葉とはちょっと違うなぁ。
本がないと生活出来ない。
活字中毒。
それもある。
何度読んでも、また読めば読むほど好きになる本。
出会えた時には最高。