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昭和歌謡と私!その3

✴️昭和歌謡と私!
その3 青江三奈 伊勢佐木町ブルース

それは小学校一年生の時だった。
初めての参観日,次々と教室の後ろにお母さんたちが入ってくる。
教室はお化粧と香水と、着物の保管のためのナフタリン?のようないろんな匂いがした。
昭和44年頃の参観日の母親たちは結構着物の人もいたのだ。
教室に母親たちの声が聞こえ始めると
その雰囲気に子どもたちもソワソワ。
特にやんちゃな男子たちが後ろばかり見ていた。私は母が来るかなぁと期待してドキドキして前に座っていた。

そしたら私の後ろの方にいた、やんちゃな男子の1人が、「見て見て!青江三奈がいるぞ」
「ほんまじゃー、青江三奈じゃ!」
「にとるにとる!誰のお母さんかなぁ」
と騒ぎ始めた。
振り返ると母がいたのだ。
母は洋裁が得意なのでこういう時はいつも自分で作ったスーツを着ている,そして当時の母親たちからしたら大柄で色が白く、おまけに生まれつき髪の色が紅いのだ。
今で言う茶髪な感じの髪を少しパーマをあてて、青江三奈のような髪型にしていた。

私が振り返ると母は手を振ってきた。
私は恥ずかしくなってずっと前を見ていた。授業が始まってからもただ前だけ見て時間が過ぎるのを待っていたように思う。

案の定,その日からヤンチャ男児たちのイジリが始まったのだ。
その中の1番大将が「🎶チャカチャ チャララララ ラーン♩」と言うと他の男子たちが「アーン,アーン」と言うのを
私の周りで何度もする。
「おめぇもアーン,アーン、ゆうてみーや」と囃し立てる。
「バカじゃないのー」とそそくさと逃げると笑っている幼稚なヤンチャ男子たちとそのやりとりをなんど繰り返しただろう!

「なぁ,お母ちゃん,頼むけー、髪型変えてー」と何度頼んだことか^^
そのうち青江三奈ブームは去り
しばらく静かだったが・・・

今度はどこから流行り出したかわからないけどりあの歌がヤンチャ男児達のブームになったのだ。
♫みっちゃん みちみち うんこして
紙がないから手で拭いて勿体無いから食べちゃった♫

もー全く男子たるやどうしようもなく幼稚で馬鹿な生き物だと小学生で悟ってた気がする^_^

何十年かぶりに同窓会でその話をすると全く覚えてないと言うのだ^^
された方は覚えてるんだよー!

#昭和歌謡
#青江三奈
#伊勢佐木町ブルース
#みっちゃん
#みっちゃんみちみち

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