大学入学前にタイムマシンで行けたら
もしも、大学入学前に戻ることができたら。
今春に卒業を控えている人間なので、最近こんな事をよく考えたりする。
最も、僕の大学生活がつまらなかったということではない。
幸いにも、志望した大学に入学することができたし、友人にも恵まれた。両親にも大きな援助をもらうことができた。
春からは僕を迎え入れてくれる会社がある。
当時は常になんらかの不平不満を抱いていた気がするが、こうして思い返せば充実した学生生活を送らせてもらった。
とは言っても、人間は妄想が大好きな生き物である。
「もしも」なんて考えることのできる生物は多分、この地球には、僕の知る限りでは人間以外いないはずだ。
そして、僕は思うのである。
「ああ、もし入学前に戻れたら、どんな大学生活を送ろうか」と。
そもそも今の大学に入学するのか
まず最初に考えたのは、どの大学に入学するのかということである。
当時の僕は「この大学に行きたい!」とか「あれを勉強したい!」などと考える人間ではなかった。
とにかく、大学生になると漠然と思っていたし、志望校に関しても、大学名を知っていて、その中で偏差値が高いとこに入れればいいなぁぐらいにしか考えていなかった。
が、今思うとこれは大きなミスだった。
結果として、僕は商学部に入学したのだが、その理由は、受かった中で一番偏差値が高かったのと一番有名だったからという2点だった。
就活で、商学部を選んだ理由を話す際は、「マーケティングが学びたかったからです!!」と答えたが、そんなのは嘘である。
一番有名で偏差値が高かったから。以上である。
そして、この選択がミスだったのは、自分の性格と大きく関係する。
言うなれば、僕にとって、商学部の科目はどれもほとんど興味関心が湧かなかった。そして、僕は興味関心が湧かない事柄には、例えそれが、大学の授業であっても、全然やる気が起きないのである。
要するに、授業に行かなくなったのだ。
つまり、単位がヤバイ。
案の定、僕は単位を落としまくった。
フル単なんて一回あったかどうかである。
よく卒業できるなという感じだ。
だから、もしも入学前に戻れるなら、大学を選ぶ段階の自分に会えるなら、まずは大学を変えた方がいいよとアドバイスしたい。
ちゃんと勉強するとはどういうことか
そして、今になってちょっと悔いが残るのは、もっとちゃんと勉強しておけばよかったということである。
(偉そうな事を言っているが僕は毎学期何かしらの単位を落とす人間なので、こんな事を言える立場ではないことは理解しております。)
ここでの「ちゃんと」というのは単位を取ることはもちろんだが、それ以上に、『もっといろいろなところに足を運んで、様々な事を経験しておけばよかった。』『図書館で時間のあるうちしか読めないような、単位には関係ないような、ヘビーな本を読んでおけばよかった。』『振られるのを覚悟であの子をデートに誘えばよかった。』
という感じのことである。
要は、社会人になってもできるけど、大学生の内にやっておくと世界が広がりそうな(人生の選択肢が増えそうな)勉強=経験のことである。
そうした勉強を全くしなかったわけではないが、もっと積極的に行動すればよかったなぁと思うところは正直ある。
しかし、上記のような内容は社会人になったらできないわけではない。
よく大学生は人生の夏休みだと言われるが、社会人でも”夏休み”を満喫できている人は多くいるではないか。
と青二才の僕は思っているのであります。
確かに大学生は時間という側面から見れば、夏休みと言えると思う。
しかし、時間はあるが、金がない。
多くの学生は親の扶養に入っているから、バイト代も上限がある。そのバイトも時給と睨めっこして、渋々働いている人も少なくないと思う。
「時間はあるけど金がない夏休み」は楽しいけど、どこか物足りない。それこそ高校までの「夏休み」とそんなに変わらないのではないかと思ったりもする。
しかし、社会人で休みが取れる人たちはまさに、「時間と金」を手にした人間である。これが本当の夏休みではないだろうか。
例えば、某月に行く予定のお方こそ、まさに「時間と金(と女)」を勝ち取って本当の「人生の夏休み」を謳歌していると僕は思っている。
そして、僕はそんな社会人になりたいと思っている。(お年玉は可愛い甥っ子にしかあげません)
少し話が脱線してしまった。
まとめると、自分の人生を開いてくれるきっかけとなる事をもっと経験するべきだったな、と。単位のための勉強よりもそういった勉強へのアンテナをもっと強化できたらよかった。
この反省は社会人になって繰り返さないようにしたいなと思っております。
そして、「大人の夏休み」を僕はとってみせる!
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