続男性の育児休職
昨日の男性の育児休職の続きを。
前回は、
男女の役割を分けずチーム戦でいこう。
子どもは愛情豊かな大人との関わりで成長
する。
チームは家族だけでなく、制度やサービス
便利な家電もフルに活用しよう。
母性っていうものは、元々あるものではなく、
育児の経験をすることによって獲得する資質。
っていうような話を書きました。
今日は、
育児休職をするメリットについて書いてみま
す。
途中で脱線するかも、ですが。
それでは。
育児休職するメリット
いくつかあげる事は出来るでしょうが、
今ここでは、一つだけ。
仕事の基本的スキルが上がる。
え?そうなの?仕事休むのに?って思いません
か。
確かに専門的なスキルっていうのは、業務から
離れると下がるかもしれません。
でも仕事は専門分野のスキルからだけ構成され
ているわけではありません。
仕事に向かう基本的態度(姿勢)
コミュニケーション能力
チームビルディングの能力
こういったものについては、
子育てという仕事で、能力が上がる、
かもしれません。
この中でも、チームビルディングの話しが
印象深いものだったので、取り上げてみます。
新しい組織が立ち上がった際に、
混乱期⇒標準期⇒達成期という段階を経ます。
これ組織論なんかでよく聞きます。
子育てチームにも同じことが起こります。
混乱期には
妻も夫も、お互いに自分の方が大変だ、
と自己主張を始めます。
妻は、
ゴミ出しくらいしてくれればいいのに、とか
お風呂くらい入れてよねと。
夫は夫で、
自分は仕事で疲れてるんだからとか
言っちゃって何もしてくれません。
私は24時間365日仕事よ!と妻はイライラ
してストレスがたまります。
夫は夫で、手伝ってるのに何だよ、とか
これまたストレスがたまります。
たまに気が向いた時だけ、お風呂に入れたり
あやしたりしてくれても、逆効果だったりし
ます(笑)
そもそも手伝うって発想が違うかもしれませ
ん。
子育てチームに必要なのは
ヘルプではなくシェアです。
出来る人が出来る時にやる。
妻が出来ない時は夫がやる。当たり前に。
夫が出来ない時は妻がやる。当たり前に。
手伝うのではないのです。
会社でも同じことが起きているような気が
します。
誰かに割り振られた仕事ではない事を
日常的にAさんがしてくれていた時に
大変そうだと思って声をかける。
手伝おうか?
いやいや
俺もやるよ、と言って欲しい。
私だけかもしれませんが(笑)
手伝うっていうのは、
「それ俺の仕事じゃないけど」
って言葉が省略されているように感じます。
要するに、自分事ではないように聞こえる。
自分自身が「手伝おうか?」って言ってしま
う時、そんな感じがします。
自分が普段関与していない仕事で
大変そうだな、手伝いたいな、とか思った時
には、
私に出来ることはある?
っていうような言葉がいいかもしれません。
混乱期にはそんなお互いの不満がストレス
となり、お互いに自己主張が始まります。
自己主張を言葉にするかしないかは別の話で
す。
そして、健全なチームであれば、
話し合いを重ねて、やがて落ちいた状態が
出来上がり、標準期を迎えることが出来ます。
一方で、チーム子育てで標準期に至らない
場合には、どんなことが起こっているので
しょうか。
ゴミ出しして欲しい
子どもをお風呂に入れて欲しい
あれして欲しい
これして欲しい
と夫に伝えることを妻が諦めてしまいます。
言っても無駄、状態(笑)
そして、私がやればいいや、と
子育てチームから離脱してしまいます。
深刻な場合には、離婚ってことに。
当然達成期には至ることはありません。
職場にもいませんか?
自分でやればいいやって感覚ではないかも
しれませんが、
そばで見ていると、
そんなん人にも頼める仕事やん、って感じる
ことも、頑なに自分だけでやる人。
そして、多分、自分だけが忙しいと思ってい
る。
その人、チームから離脱してるかも知れませ
ん。
深刻な場合は、退職に至るかもしれません。
まあ会社には替わりになる人はいくらでも
いる場合がある。
子育てチームはそうはいきませんよね。
重要な他者です。
産後の奥さんはホルモンのバランスが極端に
崩れ、体調不良にも陥りがちなものです。
奥さんの性格が悪いわけではないのです。
でも、理解されにくい。
そんな時期だからこそ、
男性は重要な他者である妻を支えて欲しい
のです。
寄り添い、
コミュニケーションを取って欲しい。
会社で同僚や部下と接する時のように
少しだけ意識して、努力して欲しい。
そうすれば、無事子育てチームは達成期を
迎えることができます。
因みに、二人目の子供の場合・・・・・・
残念ながら、また混乱期から始まるそうです。
そうやって、子育てチームを達成期に導くこと
が出来れば、きっと仕事にも活かせる何か気づ
きがたくさん生まれそうです。
※
次回は、休むことをためらうマインドを変える
には、っていうようなことを書いていこうかと
思います。
今日はここまで。
ありがとうございました。
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