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トルーマン・カポーティ〜真実のテープ(映画レビュー)

12月末になり、見た映画です。

トルーマン・カボーティって、名前だけ知ってたけど、映画「ティファニーで朝食を」の原作を初めとして、名作を生んだ作家であり、ニューヨークでゴシップを振りまいたセレブでもあった人。いわゆるパリピだったのか?10代で華々しくデビュー。ゲイであることを隠さず、アルコールと薬物にまみれ、今でも語り継がれる仮面パーティーを開催し、美しいとりまきグループ・スワンに囲まれながら、破天荒な人生を生き、自滅してしまった。
彼は毒親に育てられたようですね。ティファニーで朝食を、のホリーのモデルは彼のお母さん。高級娼婦のようなことをしていたとか。そして、お金持ちのカポーティと再婚した為に、トルーマンもカポーティを名乗り、お金持ちの坊っちゃんを演じた。きっと、ねじれた彼の感性じゃなければ描けなかった名作達。アルコールと薬物の依存症で壊れながらも、一人の養女を育てあげるのです。カポーティに走り、妻子を捨てた男の娘を引き取り、彼女に彼独特の教育を施す。この彼女がこの映画は語り部です。カポーティは毒親に育てられ、だけど毒親にはならなかった。