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大好きなおばあちゃんとの別れ

この悲しみを、
誰に共有したらいいか。。。

職場の大好きだった
おばあちゃんが亡くなってしまった。。。

ずっと前から看取り体制になっていて、
発言も少ないけれど、

私は頻りに、話しかけた。
「もう秋になりました。」
「今日は快晴ですよ。」
「太陽が眩しいです。」

すると、一言二言、やっと返事が返ってきた。

何度も話しかけていたら、
私の顔を覚えてくれたらしく、

「私のことわかりますか?」

と聞くと、
うん。としっかり頷いてくれた。

それだけで私はとても嬉しかった。

このおばあちゃんのことは、
最期まで見届けたい、と思っていた。

それなのに…
私がインフルで休んでいる間に
急変し、亡くなってしまったのだ。

柔らかく、穏やかで優しい雰囲気で、
私もこんなおばあちゃんになりたい
という憧れすら抱いた。

どうか、安らかに。

私は一人一人と、命と向き合う
ものすごく尊い仕事をしているんだと、
改めて実感したし、

看護師という仕事が大好きになった。

できることなら、
大切なものを教えてくれた感謝を、
直接最期に伝えたかったけれど、

今はただただ、上の世界に行っても、
安らかに、穏やかに、笑顔で、
幸せで暮らせていることを祈るばかりだ。

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