苦渋の決断。浮き彫りになった優先順位
23年3月、私は12年勤めた会社を退職した。
世界的大企業で、社長はテレビでしか見たことない。
周りからは「もったいない」、「辞めるな。」と
何度も説得されたが、自分の信念を貫くためには退職しか
道はなかった。
その会社で働き続けても、日本の自殺者は減らないから。
ここまでやりたい事が見つかっている自分は、
本当に幸せ者なんだと思う。
ただここまでの結論に至るまで、5年かかった。
本当は、入社7年目で辞めようと思った。
でもその時は周りからの期待(親から勤め続けてほしいと言われ)や
大企業勤務でなくなった自分には価値がなくなるのでは、という不安、
自分の信念が人の共感を得られるのか(仲間になってくれる人はいるか)
などの気持ちに襲われ、なかなか決断できなかった。
お金の面でも、そう。
会社員を続けていれば、毎月定額の給料が入る。これは魅力の1つ。
その時に強く湧きあがった自分の気持ちは、
幸せな人生にすることが目的であり、お金はそれを叶える手段。
あくまで手段のため、第一優先ではない。
だった。これは今でも変わっていない。
このまま大企業にいれば、大失敗はしない。
でも、私は失敗しない人生にしたいわけじゃない。
後悔しない人生にしたいんだ。