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徒然なるブラック企業のお話 No.08

最近、前に勤めてた会社の知人から「〇〇さんが退職する」という報告を数件いただいた。
もれなくブラック企業なので仕方ないことなのだが、当時一緒に勤めてた人がいなくなるということはその会社にいるまともな人がまた1人消えるとも言える。
今の会社でも退職者がでて、その方が持っていた仕事を受け継ぐ流れになりげんなり。
全く違う仕事をしている人間に仕事を振るのはおかしい。
今の会社の業種を教えて欲しいと言われると一番困るし、働いている社員が分かってない。
法務局に内容(事業内容)の修正を2回も行かされた自分でさえよくわからない。
ただ分かるのは謄本が内容だけで1枚いきそうな量になっている。

■徒然なるブラック企業のお話 No.08

基本パワハラで退職が多く、今回ももれなくそれにあたる。
前に徒然なるブラック企業のお話 No.06でも書いた携帯ショップと似た話になってしまうのだが、今回は上も認める御局様によって退職させられた話。
接客業のアルバイトを多くしていたので、あまり休みに関しては週2日休めれば御の字と思っていた。今は土日休みに慣れてしまっているので、戻すのは厳しいかもしれない。
接客業も多くあり、自分は物販系の接客業が多かった。飲食店は高校時代や掛け持ち時にしていた。あとコロナの影響で給与を事後報告で下げられた時はイベントスタッフもしていたりする。イベントスタッフは、体力に自信がある方におすすめします。
某アイドルに会える系イベントは朝が日の出前に家を出て、夜は最終のファンより少し遅いぐらいです。なので、駅でファンに遭遇したり。
っと、このイベントスタッフ話は契約書は書かされてないのですが、一応イベント会場内であったことはどこにも発信してはいけないと強めに言われているので書くことはない。
さて、話を戻しますが今回の企業は【幼児おもちゃブランドスタッフ】。
響きは良いですが、おもちゃの販売スタッフです。
それも国産の商品ではなく海外ブランドのおもちゃの為、商品名は横文字ばかり。
一応有名なところで、有名百貨店などにもテナントとして入ってます。
まあ、辞めたのがちょうど百貨店スタッフとそのおもちゃブランド店舗スタッフによる新人イジメにあったせいなんですけどね。
元々は路面店のスタッフして内定が決まり、横文字の商品名を覚えながプレゼント梱などをしてました。路面店は結構静かな住宅街にあり、お客さんも気品高い方ばかりで仕事がしやすかった。余裕がある人は、店員が新人でプレゼント包装に時間がかかっても焦らせることなく待ってくれる。
これが百貨店に異動になった瞬間ガラリと店員と客層が変わる。
元々異動になった理由としては、路面店より百貨店のが通勤時間が短い。
っと言うのは表向きで、百貨店スタッフがパートさんをイジメてその方が退職するので、自分が異動する羽目になった。
決して、自分から進んで異動を申し上げたわけではない。
確かに通勤時間は約30分ほど短縮されたが、だからどうしたである。
そんなイジメをする人がいる元にノコノコ自ら行きたいとは思わない。
だがしかし、新人であるため上司の言う事は絶対。悲しくも悪の巣窟に足を踏み入れることになった。
百貨店と聞くと一般的に華びやかなイメージが強いが、女性スタッフが男性スタッフより強いし怖い。それも色んな意味で声が大きい。
異動先の店舗は商品のみが売られているので、お客さんが商品を買おうとしたら小さな店舗内カウンター(電卓があるのみ)にて金額を確認後、百貨店のレジにて打ち込みに行き領収書とお釣りを持って店舗に戻って来るシステム。
きっぱり言うが面倒くさい!
百貨店特有の優待券やカードの種類の多さ。
店舗内で電卓で計算してもきちんと%引きの内容を覚えてないと計算ミスる。
大体は10%引きになるのだが、特例で20%引きもある。
これ、自分はほぼ教えてもらえなくて、百貨店スタッフに嫌味を言われながら教えられた。
何度も言うが、自分は百貨店に働きたくてこの会社に入った訳ではない。
同じ店舗のスタッフが教えてくれたことというのは、着替えの場所ぐらいである。
商品の名前や特徴もすべて頭に入れる前に異動となったので、時間があれば店舗内で商品名諸々を覚えようと頑張っていたが、ある日店舗の御局様に言われる。
「邪魔だから、プレゼント包装の練習しといて」
まだ何もしていない段階でこの言われよう。
辞めたあとに思ったが、この御局様。自分の城(お店)に誰にも入れさせないようにしていた。一応、御局様の腰巾着が1人いたがこの人は御局様とタッグ組むとイジメてくるが、御局様が居ないときは比較的無視されるだけだった。
同じ店のスタッフなのに無視もどうだろうかと思う。
御局様の言う通りにプレゼント包装の練習をするのだが、店舗がそこまで大きくないので百貨店レジの裏で百貨店スタッフに頭を下げて作業をすることとなった。
勿論、百貨店スタッフ内にも御局様はいてその人にも邪魔扱いされた。
好きで来たわけではないのにこの扱い。
百貨店側からしたらこんな新人連れてくるなと思ったかもしれないが、こうなった理由はこちらの御局様による事情だし、上司も知っているのだから御局様も心を改めることを少しは考えてほしい。
「分からないので教えてください」
「分からないのはおかしい。自分でどうにかしろ」
もう無理しかない。
百貨店勤務になって1週間も経ってない新人に言った台詞である。
ここまでくると本社は自分に嫌がらせに為に、百貨店勤務のさせたのかと疑いたくなるレベル。短期間で誰も信じられなくなった自分。
声かけても無視されるならと出勤の度に包装練習。それだけでも給与が出てると思うしかなかった。
たまにお客が多くなった時に呼ばれるが基本怒られながら「なんで気づかない!」と言われる始末。呼ばれるたびに自分の存在意義を削る御局様と腰巾着タッグ。
こうやって人を辞めさせていって何が楽しいのか。
自分を入れて4人で回してた店舗。
最後までパートさんと合うことはなかったが、多分辞めた時期は一緒ぐらいだろう。
パートさんが辞めるからと異動してきた新人を戦力にする前に自ら戦力外にし、退職に追いやって残った2人でどうやってシフトを組んだのかは知らない。
多分だが、可哀想な近隣店舗スタッフがヘルプで行っていたかもしれない。
自分が辞めた最大の原因はレジミス。
たかがレジミスという話しなのだが、ここの場合は違った。
まず教えられてないレジ入力。分からなくて、御局様を呼ぼうとしたら手で払い除けられ、近くの百貨店スタッフには「早く打て」と言われる。
さて、この状態で誰に助けを求めるのか。誰もいない。
一応弁明であるが、金額はあっていた。ただ、入力方法が違った。
最後のレジ締め時に入力方法が違ったせいで何かしらのレジ計算が合わなかった。
この時はまだ自分の所為だとは思っていなかった。何故なら、隣に百貨店スタッフが睨んでいる状態でレジ操作をしていたのでおかしかったらその場で嫌味をいれた説教が飛んでくるからだ。
まあ、結果自分だったのだが、残ったスタッフ。特に両御局様を筆頭に全員に責められる。
「分からないなら、勝手にしないで!」
「すみません」
「どうしてレジなんてしたの!」
「すみません」
責め方のエグさ。ここで店舗の御局様が「私の監督不行き届きで申し訳ないです」と一言でも言ったら違ったと思う。
誰も教えてくれずに無視するからこうなったとしか言えないのだが、誰もそうだとは思っていないのが怖い。
レジで新人が困っているなら「どうした?」ではなく「邪魔!」という恐ろしい新人潰し。
よくパートさん頑張ったなとも思う。
あと百貨店の新人さんもこんな扱い受けてたらと思ったら怖すぎて辞めてからその百貨店には言ってない。有名なところなのだが、行く気さえも起きなかった。
そのレジミス数日に本社から自分宛てに電話が来た。
「どうした?大丈夫?」
「無理です。あの2人と仕事なんて誰もできません」
本当だから、仕方ない。
一応路面店に帰る話しもあったが、ヘルプで百貨店に行かされるかもと言われて無理となった。自分の電話後、御局様に電話を変わった。2人も辞めさせているのだから注意はされるだろう。
これで御局様自身改めてほしいが、身についたイジメ根性は治らないだろう。


辞めた後に知ったのだが、他の階にまさかの友人が働いていた。
この最悪の百貨店勤務の話をしたら、友人が勤務をしていた階はかなりスタッフ対応がよかった。むしろ、「どうしたらそんな性根が腐った人間ばかりいる階があるの」と驚かれた。こっちもびっくりだよ。
もしかしたら、腐った人間しか集まらない階なのかもしれない。

この仕事で身についた包装技術。
簡単なプレゼント包装なら今でもできる。
たまにしか役に立たないけど。

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