会社と言う小さな箱の中
退職に向けて会社の雑務をこなしつつ、社外の方たちにメールにて挨拶周りしてます。そういうのをきちんとするものだと思っている人間です。
ただ、自分が担当していた仕事が専門分野をいれたやり取りの為、後任担当者がいないのが申し訳ない。専門分野の人間が消えて、その分野の担当を空席にするというある意味新しい会社。
誰も詳しい人がいないので、引き継ぎがもうめちゃくちゃです。
こちらは辞めるのでもういいかなって思い始めてます。
■会社と言う小さな箱の中
某さかなクンさんが昔、
水槽に入れた魚はその中でイジメをする。
イジメ問題の時にSNSで流れてきた話。知っている人も多いと思う。
今回はイジメの話ではないが、でも考えてみると似ていると感じる話。
イジメ問題は学校と言う箱の中で起きることが多い。
でもその箱から出ると人の視野は広くなっていく。
年齢を重ねるほど人は経験をし、勉強をしていく。経験を蓄積していくにつれて、相手のことを考える事が出来ていく。勿論違う人もいるとは思う。
大人になっても本人に向かって、悪口をいうことが面白いと思う人は少ないはず。
まあ、ブラック企業に勤務しているので言う大人がいるのは悲しいけど分かっている。
そういう人は本当に視野が狭いとつくづく思ってしまう。
視野が狭い人ほど、会社で威張り散らす。
小さな会社や判子を押すだけの人が威張り散らす。会社に来ているのに何の仕事をしているか分からない人も多い。
そういう世代と言われている人もいるが、結局はその人の人間観が消滅しているだけ。
消滅もしているし、相談ができる相手がいない傾向がある。
本人は相談してると思っているが、実際は自分より立場の低い者。例えば、立場の低い部下。太鼓持ちは以ての外。
相談相手を自分より立場が低い人を選ぶという事は実質自分の意見を通す事が前提である。
それを相談された部下は「それは駄目だと思います」と言えるのか。
答えは言えない。立場が同じ位か同期入社などならまだ分かる。
さて、会社という箱。
前もチラリと書いたが今の会社(退職する)は事業を2つ撤退した。
1つ目の事業時に自分は入社したのだが、会社の社長はこの事業を誰に相談したかと言うと20代前半の違う事業の部下の人たち。10代、20代でもきちんとしている人がいるのは知っているが、如何せん会社にいる人たち、書類の提出日をほとんど無視する人たちで社長も入れてしっかりしているとは考え難い。
そんな学校を卒業したばかりの人たちに相談し、ほとんどの人たちが「上手くいきますよ」と言った為事業を始めた。
これが社長と同年代、もしくは始めようとしている事業に詳しい人に相談したのなら分かる。
社長自身、知人がほとんどいないのが凶と出た。
その結果が半年も経たずに事業撤退。
そしてまた新しい事業を考えて、同じく前回と同じ部下の人たちに相談していたと聞いた時の自分になってほしい。
・・・違う人に相談しろ。
自分もそこまで知人が多い訳ではない。
だが、流石に自分より立場の低い相手に相談しようと考えた事はない。
イエスマンに相談して肯定以外の返事を求めるのは違いすぎる。
それこそ、仕事が嫌で転職エージェントに何回も相談した。殆どは現在のブラック企業からの転職を勧められる。でも数人は年齢や転職数も考えて言ってくれる。自分でも分かってはいること。
そこからエージェントの人たちと話を進めていくほうが自分は合っている。
相談というのは肯定を求める為のものではなく、意見を聞くのも大事である。
少なからず、会社の将来を決める内容を20代前半の人たちに相談して「面白そう」と言われたから始めるものではない。
メリットは勿論、デメリットを伝えてくれる相手に相談をすべきである。
会社は小さな箱である。
箱の中で意見を言い合うことは大事である。人数が多いほどいろんな意見が出てくる。全員が自分を肯定する会議に出て楽しいのは、傍から見たらそれは恥ずかしいことである。それが分からないまま、会社を大きくすることは不可能であると思う。
本を読まない人は頭が弱いと言う人がいるが、人の話を聞かない人も同等だと思っている。
確かに本を読むことは勉強になる。でも、それは知識を頭に蓄積することであって披露するのは自分自らである。
人の話を聞くと言うことは、喋っていることを理解する。
喋るだけで終わりではなく、相手の話も聞いて話を進めていくことで本来の答えを導きだす。
相談と言う言葉はこちらが正しいと自分は思っている。