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生成AIと社内データ連携と我々

RAGなんて知らなかった我々が挑んだこと

現場の担当者達で生成AIと社内データを連携させたら どんなことができる?
を模索しました!
自分はスーパーマーケット業態に従事する
システム部署でも人事部とか教育部門でもありません
ただの商品部の端っこの人間です 
ですが
社内 社外との連携によって
現場感のあるとても良い事例、
取組方法で面白い事が出来た! と思いますので共有しまっす

序ノ起 

始まりは一通の招待メール

グループ各社内で事件的に、社内で活用できる生成AIが導入される
しかも社内のデータをアップロードして連携させられる
(カッコいく言えばRAGって奴、当時はその言葉すら知らなかったっす)

ただ活用してみるのではなく 数か月取組 事例を発表しませんかというお誘いを生成AIをグループ会社に開放していただいた部署の方からお話を頂く

自分一人でやっても大した物ができるはずがない!って考えて
当社内で 生成AIに興味があったり、業務課題を解決したい!と思っていそうな(あくまで個人的な思い込み)方々 正直 名前くらいしかしらない リアルでお会いしたことが無い方に招待メールを送った
自分はシステム部署でも人事部でもなんでもないただの商品部員である
さぞ怪しかったであろう
2024年の3月位

前振れもなく招待メール

チーム結成!

怪しいメールに意外と早く反応してくれたのは
某店の店長  そして人事教育のマネージャー
な感じで十数名の方から 興味あるよ!なんかしてみよう!
と連絡をもらう
結果的にほとんどの人が社内のデジタルセミナーの受講生であった事は
今後の取組する上での空気感など理解している者同士っ  てのが良かったのかな

と言いつつ
お互いそれ程面識があったわけでは無く
所属する部署も  普段の業務する場所もバラバラです

ほんで 何となく非同期でもコミュニケーションを図れるように
チームスのチャンネルとチャットを作成 各自まずは生成AIに触れて見て非同期で共有する事にした

また事務局の方や帆走してくれる企業様と2週に一度のペースで数回打ち合わせしつつ  5月末に事例発表をグループ企業が集まるオンラインセミナーでするのが当初の目標でありました。

破ノ承

よくわからない

与えられた仕組みはだいたいこんな感じ

 

最初はとりあえず何ができるのか?イメージがわかずに
各々適当な社内ファイル エクセルやPDFを突っ込んで 色々聞いてみましたが
なんか、よくわからない  が正直な感想です

正直最初は
「ドラ○も~ん ○○の会議の内容まとめて!」
「の○太君  しょうがないな △△△だよ!」
的な未来を想像していました
ちょろいぜって、、

しかあし

PDFアップロードしても テキストしか読み取らんね
表は読み取ったり読み取らない⚓

 

聞きたい所以外の文章も混ざって返す😭

 

などなど RAG の仕組みも知らない人間  マニュアルはあれど活用方法はこれから探すてきな活動の仕方なので探り探りの日々でした

課題起点

とかなんとか グダグダとした会話を共有する毎日ですが
どげんかせんといかん!と折角のツール
何かに使えるか限界まで試してみようと

 

まずは身の回りの課題や無理無駄 メンドクサイをあげて
それをこの仕組みで解決できないか?
的な手法に方向転換に至るのでございます

どう使うかよりも 何に使うかの「何」を探す!
それも現場の課題に直で接する我々こその視点でさ!

破ノ転

と 視点を変えると割とでます出てきます

毎週集まれる方だけでも!  と
metalifeという無料のオンラインオフィスに集まり
日頃の仕事 会社の愚痴 他企業他業界との圧倒的な差から
社内のこれがメンドクサイ よくわからないといった超具体的な問題課題
について もうざっくりぶっちゃけて 腹を割って話せる場
そこからたくさんの具体的な事例が出てきました

命名

上司からの指示ではなく自分で飛び込み
会社公認ではないのでほぼ業務時間外の自己啓発
システムにそれ程詳しいわけではない
でも
コレ(生成AI)で
日頃の課題を解決したい

俺たちは
社内でじたる革命軍 アベ○ジャーズだ!

北のチェゲバラ

とノリで組織名 コミュニティ名が決まったのも
チームの連携力が強まる一因だったのかなあと

 

急ノ転

自分の周りの課題をよくよく感じて
それを生成AIでどうにかならないかと使ってみて 活用してみて触れてみて
たくさんの活用事例が生まれます

事例発表会の当社の発表時間が5分でしたが  事務局の方が こんなにたくさんの事例があるならぜひっ と発表時間を延長してもらえる位の事例が生まれました
2024年の4月中旬位

ごっこで終わらせたくない!

チーム内の空気感が変わったのがこの頃です
もともと このチームは 誰かがリーダーシップをとるというよりも
フラットに 各々で活動してまとめていこう という空気感でした

ましてや自分なんで  生成AIつかえて 何となく楽しければいいやと
そこまで正直考えていませんでした

と思ってはいたものの

  • 生まれる現場感あふれる好事例

  • 積みあがる生成AIとデータ連携する事の知識ノウハウ

  • 深まるコミュニティとしての一体感

を このまま サークル的な活動で
楽しかった  で終わらせたくないね
できれば 会社に当社が生成AIを導入したくなるような
活動にしたいね

最終目標が 「事例発表」から「生成AIの社内導入」にフェイズが切り替わりました!

 

革命ってワクワクするね

フェイズが変わってからの動きは このコミュニティの強さが発揮できた所だと思います

普段の業務でただでさえ忙しいのに どう効果を出すか
チャットやチャンネルでの非同期での共有をして
週一度程度 オンラインで集まり進捗を確認 打ち手を模索

★作ったプロトタイプを幹部巡回の際に直接現場でアピール

 

★発表会に少しでも多くの決定権を持つエライ人が来てくれるように
事前に資料作成し配布

発表ではなく配布資料なので じっくり読めるような内容に
動作している動画も作成!

★自分達の活動を盛り上げる  曲  ポスター作製

 

★今は社外にいらっしゃる 元当社のエライ人にどうしたら 幹部に興味を持ってもらえるかのアドバイスを頂く

相当偉い人になっていたので少しビビった

グループ会社のシステム部門のエライ人も興味関心をもって 背中を押して頂き 自身に繋がる

★最終発表は力の限り

最終発表で幹部の方に猛烈アピール⇒こりゃスゲエ うちの会社に導入しよう
を夢見て
発表スライド作成  発表順や時間の割り振り  内容の精査  リハーサル

業務か という位にガチりました  

自分が思うより周囲の方の熱意に少々この時点で感動していたのを
思い出します

前日 デジタルセミナーの時の担任の先生も スライドのチェックしてれた


急ノ決

発表は無事終わりました
結果的には 直ぐには生成AIの導入はなりませんでしたが
現在は我々ア○ンジャーズに特別に先行で  環境を頂いております
取組の際に使った 生成AIとは勝手が違い 事例をそのまま活用する
とは行きませんが
まだまだこれから 課題解決に繋がるようにして行きたいです

「現場の従業員がここまでできるの凄い」
「どうして こんな取り組みできた?」
という社内社外の方から嬉しい言葉を頂きました

グループ会社の他企業の方が興味を持って頂き
是非詳しい話を聞きたいと
オンラインでミーティングを開催しました

社内でもデジタル推進の部署から
社内のデジタルリテラシーの向上のために
幹部会議で事例発表を依頼されたりもしました

さらに社内のデジタルセミナーの卒業生も増え
我々のチーム員も増え 徐々にできることも
多くなってきています

自分達が思い描いていたスピード感とは
遠く及びませんが

こんなコミュニティが出来た事
そのコミュニティを広げて
ボトムアップでリテラシーを上げて
働きやすい会社にしたい
活動が有名になればトップも
本気で考えてくれるのでは
と考えています

取組んだ事例の一部は下記記事にまとめています

最後に

最終成果発表の際に強く感じたのは
こうした  改善や改革は 
強い賢い権力があるという層だけが推し進めていく
だけでは浸透しないのではという事です

我々現場の人間が システムなどの部署と連携して
課題解決を提案するなどの取組がこれからもできれば
そう考えています

何にせよ
この取組の前後で マインドは大きく変わったと思います
会社の課題を 何となく で見過ごす から
自分達でなんとか できるかも と思う人 とのつながりを持ち
より一層周囲を巻き込んで 良い方向に変えていきたい!

以上


まとめ

★生成AIと社内データを活用し、現場視点で課題解決を模索。
★異業種・異部署から集まり、チーム「社内でじたる革命軍」を結成。
★各々が生成AIの活用方法を探り、課題解決に取り組む。
★社内外で好評を得て、特別に先行環境を使用し活動継続中。
★ボトムアップでリテラシー向上を目指し、改善と改革を推進。

 


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