文章を作る

先日友人となにかひとつテーマを決めてそれに沿った文章を書いてきて待ちよるという遊びをした。各々の文章の色というか個性が出ている文章を読んで講評しあうのはとても楽しかった。

だが私はここで一つ大きなコンプレックスを抱くこととなったのだ。私を含めて4人で行ったこの遊びだったのだが、内2人は日頃からよく物を書いており彼ららしい非常に良くできている文章を提出してきた。他の1人も普段から何かを書くわけではないが非常に個性のある趣深い文章を出してきた。これらを読んでいて感じたこととして自分の文章がいかに平坦でつまらない物であるのかということである。

友人たちは「読みやすい」であったり「どこかの文学雑誌に載っていそう」であったりとお世辞とはいえ賛辞の言葉を投げてくれる。しかし、それは言い換えてみればクセのない、面白みのない文章ということなのではないだろうか。

各々一つずつ自分の書いた文章を選んでそれらの続きないし拡張した物を書いてまた提出し合おうという話に落ち着き、まさに今現在それに手を付けているのだが、どうにも自分の色というものを出せている気がしない。無理やりに出そうとすると悪い部分ばかり目立ってしまうような思われる。

世の作家先生たちの書く文章というものがいかにセンスにあふれたものであるかということを実感した8月の終わりでした。