【夢のような話】あとがき
どうも納豆ご飯です。
あとがきってものに憧れて、書いてみました。
まずは、こちらの記事を開いてくださりありがとうございます。
「夢のような話シリーズ」適当に始めて適当に終わり、書き進めていくうちにそれぞれを伏線ぽくしたので、あんまり考え抜いて書いたものではございません。
考えて書いてなきゃダメな雰囲気の話ですよね。
私、多分月が好きなんだと思います。思い切り月への愛を書きました。
そして母の地元、岩手県八幡平市を舞台にして、大好きな場所のはずなのになんだか怖い場所に仕立てあげちゃいました。
ごめんなさい。
この写真は、八幡平市にある私の大好きな神社の入り口から撮った写真です。
いや〜楽しかったな。
大喜利が発生したり、納豆文学と言っていただけたり。
このシリーズを書いて本当に楽しかったです、幸せでした。皆様、ありがとうございました。
突然ですが、皆様は隠しトラックってお好きですか?
アルバムの最後の曲をを流し続けると流れてくる、あれです。
私は学生のときよくロックミュージックを好んで聴いていたのですが、部屋でぼーっとCDを流していて隠しトラックが流れたときの喜びは今でも忘れられません。
ハヌマーンの『RE DISTORTION』というミニアルバムの最後の曲「リボルバー」に隠しトラックがあり、その曲がいいんですよ。あれはいい思い出だなぁ。
皆さんの好きな隠しトラックを、いつかどこかで教えてくださいね。
さぁ、ここまでスクロールしていただいてありがとうございました。
この物語は終わりました。
だけど、奈落おじさんて誰だったんでしょうね?
隠しトラックがあるからには、隠し物語ってものがあっても良さそうですよね。
noteが縦スクロールで良かったなぁ。
じゃ、ここまでスクロールしていただいた方限定ということで。
さぁ、読みたい方はどうぞ。
引き返したい方は閉じてください。
【夢のような話】プロローグ
私のおじいちゃんは、神社がある小さな山の裏側に住んでいた。
おじいちゃんは、しょっちゅうおかしなことを言っていた。昔は寡黙な人だったらしいが、おばあちゃんが早くに亡くなってから様子がおかしくなったらしい。
夕方に出る月を見ては「昔、月に閉じ込められことがある」とよく口にしていた。
どうせ人だか虫だか殺したのだろう。
おじいちゃんの家に行くと、墓参りのついでにお寺のお堂に連れて行かれた。
そして、本堂に吊るしてある地獄の掛け軸を「よく見ろ」と笑いながら言うのだ。
おじいちゃんの笑顔は明るくて太陽のように眩しい。
それは良い明るさではない、不気味な明るさだ。
気味の悪いおじいちゃんに私は言ってやった。
「おじいちゃんはきっと地獄に行くよ。この掛け軸よりずっとずっと怖い地獄」
私とおじいちゃんの間にすうっと線香の匂いが泳いだ。
一瞬怖い顔をしたおじいちゃんは、身の毛がよだつくらい笑った。
「いんや、大昔に落ちたことがあるよ。今度連れてってあげようね」
はたと気づいたとき、私は白いワンピースを着て神社の階段の上に立っていた。